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【🇨🇷#8】ヨガで出会った言葉たち

2022年になりました。みなさんの年末年始はいかがでしたか?

わたしは約3週間、コスタリカ国内と中南米の旅に出ていました。

旅についてはまた書くと思いますが、今回はその旅路に書き留めていた、ヨガのお話です。

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運動嫌いなわたしがヨガに挑戦


コスタリカに来てから始めたことの一つに、ヨガがあります。

日本でやってみたいなぁと思いつつ、なかなか挑戦できなかったヨガです。

Upeace (国連平和大学)では、学生が手を上げてヨガやズンバ、語学レッスンなどを開いてくれています。

今まで体を動かす運動には一切興味が湧かなかったわたしですが、10月頃から始まったヨガクラスに、毎週参加していました。

(これはわたしの人生史上、とても奇跡的なことです笑)


毎週月曜のお昼に約50分、午前の授業後に服を着替えて

竹でできたワークスペースに集まって

静かなヨガの時間が始まります。


ヨガマットを敷いて、

深呼吸から始まり

学生の1人がインストラクターになって、クラスをリードしてくれていました。

体を伸ばしてポーズをつくる際に

その学生がかけてくれた言葉がとても素敵で。


“Not judgment but observation”

(自分の体を評価するのではなくて、よく観察してあげること)

あの人はあんなに体が柔らかくて、綺麗にポーズが取れている。

自分はあの人より体が硬くて、ここまでしか体を伸ばせない。。

よく、わたしはこう思いがちなのですが、本質はどうやら違うみたいです。

仕事でも勉強でも、自分が他人にどう評価されているかを気にしたり

自分も、他人を「あの人はああいう人」などと評価しがちになります。

もちろん、評価すること・されることで、自分のパフォーマンスが高まったり、良い成果を出すことができることもある。

でも、本当に大切なのは自分の状態をよく観察したり、分析できる姿勢を身に付けることかもしれない。


日本でヨガにチャレンジできなかったのは

「うまくポーズを取れなかったらどうしよう」とか、

「そんなにスタイル良くないし」とか

周りからの評価を気にして踏み出せなかったんだと、改めて思いました。



“Not perfection but process”

(完璧さを求めるのではなくて、過程を大切にすること)

これは平和教育のクラスで学んだことと重なる部分があったので、心に残っています。

1つ目の言葉とも繋がるかもしれませんが

完璧な結果を求めるという考え方と、その過程で自分がどんな気持ちになったのか、何を学んだのか、何ができるようになったのかをしっかり掴むという考え方です。

どちらが良いとか悪いとかではないのですが

Grade Oriented (GO)=評価・結果が重要 

なのか、

Learning Oriented (LO)=学んだ内容が重要、なのかという概念を

平和教育のクラスで取り扱ったのでした。

ヨガだと、完璧なポーズを取ることに重点を置くのか、自分の体が前回はどこまで伸びて、今回、どれだけ前進できたかに着目するか、という考え方です。


留学をしていてもしていなくても

自分の内側に意識を向ける時間って

意図的にとらないとなかなか無いと思います。


わたしも、毎晩日記を書こうとしても、疲れが溜まって途中で寝落ち。

授業や課題に追われていると、あっという間に時間が経過しています。


毎週の始まりにあるヨガの時間は、

身体的な健康はもちろん、メンタルヘルスを保ち、

自分の身体に気持ちを向けるための

とても大切な時間でした。


年末年始の休暇が終わり、新たに始まるヨガタイムが楽しみです。

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