文理が分離しているのって、日本だけらしいです。

そんな日本で、
文理選択で迷っている方、いらっしゃいますよね?
今日はそんな方にある視点をお届けしたいと思います。
とりあえず希望だしてみたけど本当にこれでいいのか?、と思っている高1の方も、変えるには最後のタイミングかと焦っている高2の方も、とりあえずこれを読んでみてください!笑
選び方の参考になると思います!

1、なぜ分かれているのか?
2、選択のポイント

の順に説明していきます。

 本題に入る前に、申し遅れましたが、少しだけ自分の話をさせていただきます。
現在大学の1年生で、文系です。高校2年の夏に文転したのですが、今は理転も視野に入れています。笑
どう見てもブレブレな人間なのですが、話を聞け!って主張したいのです。
元々理系の方が圧倒的に得意で好きなのですが、興味があるのは文系。自分の力を興味ある分野で最大限活かすにはどうすればいいのか、と自分の居場所を模索しています。今日はそんな私が文理選択について、お話ししていきます。

1、なぜ分かれているのか?

 冒頭に戻りますが、日本の制度について軽く知ってみましょう。どのように分かれているのか知らなければなに考えても本質から離れてしまいそうなので。

 遡ること150年ほど、時は明治時代。開国し、国を栄えさせることが一番の課題だった日本に必要だったのは、海外から侮られないような法の整備と、軍事、工業における技術力の向上でした。そのために法を専門的に学ぶための文系と、技術を学ぶための理系に分けられたのです。法が整備されたのちには軍国へと走り文系は軽視されがちになり、官僚にさえ軍人の力がおよび、文系学生は戦争へ駆り出された、、、というのは日本史で学んでください。

 話は逸れましたが、富国強兵の過程で人為的に分けられたのです。海外も自然科学(日本で言う理系)と人文社会科学(文系)という2分野に分かれてはいるのですが、自然と分かれていったものなので隔たりは少なく、さらにあるフランスの政策にもあったように、分野間の溝は埋められつつあります。高校の、しかもわりと早い段階から2つにパックリ分かれているのは日本だけであり、その分離はとても激しいものなのです。

 状況が分かったところで、このように分かれた日本で進学を考えるときにどう立ち振る舞っていけばいいか考えてみましょう。

2、選択のポイント

 はじめに断っておきたいのは、何も日本に限定して進路を考える必要はないということです。視野は広く持った方が、より目指してるものに合うものがみつかるので。
そうはいっても、選択しなければならない状況はあると思うので、高校の時点での選択の決め手とするべきと思うことについて話します。

ずばり、
「今まで避けてきた方を選べ」
これに限ります。

 生涯学習も話題になり始めているこの時代では、学びたいことがあればいくらでも学ぶことができます。大学に再入学することもできるし、YouTubeなどでの質の高い授業の配信からも学ぶことができます。これらと、今の勉強との大きな差、これが強制力です。
高校生は、卒業、大学進学を目標にするのであれば勉強せざるを得ません。その環境を利用して、今まで避けてきた方へ飛び込んでみてはいかがでしょうか。
今後勉強したいものができれば、いくらでもできるのですから。

 前述したように、日本では文理を跨ぎにくい状況です。どちらも捨てがたく迷っているあなたが、もし、今までなんとなく得意だったからなあ、という理由で進路選択をしたらどうなるでしょうか。

これで、今すべき選択は明らかになったのではないでしょうか。

 実際、飛び込んでみることで生まれる、思いもよらない利点もあります。また自分の話になってしまうのですが、文転したことで、今まで想像すらしていなかった文系の視点が手に入れられたように思います。「文系の視点」って何?って思われると思うのですが、そうとしか言いようがないです、ごめんなさい。書こうと思えば1記事できそう。簡単に言えば帰納的な視点、って感じかなあ。まあとにかく、新たな視点を手にいれました。その上でやっぱり理系科目の方が好きって思ってしまってます。
もうひとつ全く本質的でない利点として、数学が苦手でないことは文系入試でとっても有利に働く、ということがありました。文系を選ぶ人の中には数学嫌いだから、って人も一定数いると聞くので、相対的に見れば得意、になります。実際の入試でも、社会で大失敗したのですが(小声)、数学で救うことができました。

結論

 今日伝えたかったのは、
「日本では文理の分離が激しい!だから避けてきた方に飛び込むには最後のチャンスなのかもしれない!無駄にしないで!」
ということです。

もちろん、この視点が全てではありません。
選択に後悔しないために、納得いくまで考え尽くしてみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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