街の個人商店が消えていく

街の個人商店がどんどん消えていってます。
シャッター街などという言葉もあります。
最近私に目についたのは、書店・お菓子屋・自転車屋ですね。
お菓子屋さんはやっぱりコンビニがとどめを刺しているのではないかと思うんですよ。昔の駄菓子屋より圧倒的に数が多い感じがします。そういえばコカ・コーラの看板の脇に店の名前の看板がよくありました。あとヤマザキパンやフジパン、第一パン(第はこの字ではなかった気がする)の縦看板がよくあったよね。そんな店はほとんど残っていないだろう。昔は自分の店で焼いているパン屋さんは少なく大抵上記にあげたメーカーのパンだった。お菓子やなんかと一緒に売っていた。今思えば個人経営のコンビニ?かな。
自転車屋さんはホームセンターだったり最近はチェーン店で大型の店が台頭しているのかな。台数を置いていろんな種類の自転車を売っている感じだ。
何かで確かテレビ番組で見たが町の小さな自転車屋さんがなぜ営業を続けられるのかで郵便局や新聞屋さんや牛乳屋さんと提携して整備したり新しい自転車と入れ替えたりしてよく言えば外商をしていたからと言っていた。私の周りを見た限りでは郵便配達や新聞配達はほぼバイクだし、牛乳配達は軽トラが占めている。あと思い出した、交番のおまわりさんも自転車から原付になっていたな。仕事(主に配達)で使う自転車は確実に減っているので自転車屋さんの存続条件が少なくなっているのだろう。個人の自転車の修理やメンテナンスだけでは営業は難しいし後も継がせるのは難しいと思う。
個人商店では展示できる台数も少なく大体取り寄せになったり中古の自転車を販売していたりする。あとは輸入品に特化したりした店も増えているようだ。
書店も自転車屋さんと似たところがあって生き残っている小さな書店の場合
昔から教科書を扱っていて外商をしていることがある。ただこれは生徒数が減少しているとは言えそこそこ多く、繁忙期がほぼ限定されていることに加えてすごく手間がかかり、その時期だけ人手がかかる。1校当たり何百人分の教科書を用意し一人分ずつ組んだり配布したり発送したりというほぼ力仕事もあるがお金の回収という面倒で一番重要な仕事がある。だから大抵の場合、外商という部署を作り専門の人たちが取り仕切る。だから外商部門だけ残って店はなくした書店もある。
街の本屋さんが消えた理由は店だけでやった場合、店の立地にが変化したことに加え取引条件が悪化したことが大きいと思う。
本や雑誌は基本どこで買っても定価があり同じ値段である。でも実は店によって仕入れ価格が違うのです。本以外の商品だったら仕入れ価格の違いは販売価格に反映されるので店ごとに違うのだが、書籍雑誌は定価が決められているためその差は利益に反映される。儲けに差が出る。あんまり詳しく書くと怒られるのでほどほどに書くが大きな書店やチェーン店は優遇されている。新刊の配本も優遇されているので新刊や話題作が配本されやすい。
そうするとどうなるかは商売をしている人だったら言わずもがなですね。
個人経営の本屋さんは様々な分野に特化した書店に変化したりしています。
絵本専門だったり、鉄道専門やマンガ専門などいろいろなジャンルの専門書店がありそれらの店はSNSを使ってお店の宣伝や情報発信するなどして集客に力を入れています。
上記に挙げた個人商店たちは確かに個人経営は難しくなりました。
ただ別の方向に発展して営業を続ける逞しい個人商店があります。
確かに店の数は大きく減りました。しかしSNS等の運用で安価に広告が出せてネットで販売することも可能になりました。
個人経営はやっぱり難しくて大変だ。俺を含めて頑張ろう。
ありがとうございました。

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