再現芸術と演奏者とアナリーゼ

クラシック音楽は再現芸術と言われます。
特に作曲者がいてそれを再現するオーケストラだったりピアニストだったりと演奏者がいます。その当時録音機材はないので楽譜をもとに演奏者が再現するという行為を何百年と続けています。話を分かりやすくするために演奏者はピアニストにさせていただきます。例えばショパンの楽曲は有名です。
ではピアニストの評価は何で決まるのか、つたない頭で考えてみました。
楽譜通り演奏するなら演奏者に優劣の差は生まれないと思うのですよ。
譜面通り弾けて当たり前だからなんの差なのだろうか?
そういえば昔「のだめカンタービレ」というドラマで「アナリーゼ」という単語が出てきたことを思い出しました。アナリーゼとは日本語にすると楽曲分析というらしくその曲の背景や作曲者の心情や歴史などを学び楽譜にないことを肉付けしていくことみたいです。あっと、今さらですが私のつたない頭で構築した文章なので音大や音楽院ではちゃんとした解釈があると思うのでここで言い訳しておきます。
すごく簡単なたとえ話をすると有名なショパンという作曲家でありピアニストがいらっしゃいますが、この方は病弱で若くして亡くなっているのは有名な話です。だからショパンの曲を演奏する際、音の強弱を示すフォルテやフォルティシモは闇雲に大きく演奏するのは違うらしいです。また作曲者の状態、恋愛中だとか失恋していたとかパートナーを亡くしたとかの状況を調べて演奏に加味することが重要らしいですね。そうすると演奏者の意味と優劣がはっきりしていくような気がしました。また、当時は貴族のお抱えの作曲家もいたそうなのでその作曲家が誰に仕えていてその方についても調べていくということも必要になります。クラシック音楽を再現する際はこのアナリーゼという作業が非常に重要になっていると思います。

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