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主催目線のあれこれ

主催の経験は数回しかないのだけど、主催者によって考え方や、運営方向がガラッと変わることは以前からわかってた。

どの考え方が正しいとかではなく、出店者さんとの相性もあるよね。

【主催は儲かるのか?】

利益を出そうと思っても出せないパターンがほとんどな気がする。

ちなみに私は、その日のご飯代になるくらいは利益を出したいけど、過去全てマイナスである。

具体的には、今年は1万の赤字。 
毎年ポケットマネーで支払っているのです。
かといって、儲かりたいわけではない。
儲けるために始めたわけではないから。

【赤字だと続かない】

とよく言われる。モチベーションにならないしね。せめてプラマイゼロになるのが私の目標です。

自分提案のイベントではなく、お仕事としてイベンターの仕事を受けた場合はもちろんお金が入ってくる。それでも微々たるものだと思う。
ちなみに私は受けてない。
あくまでも、たこ焼き屋なのである。

巨大なイベントで、市のバックアップがあったり、補助金が大量に流れてるイベントなんかは、潤ってる人がいるのは確か。

そのへんのお金の流れ方は、おやおや?と思うことが多々。なにもやってない、威張ってるおじさん達にお金が流れてたりね。

頑張ってる人や、ほんとに必要としてる人達にお金が循環できればベストなのだけど、今の腐った世の中じゃ、言いたいことも言えなくてポイズンなわけよ。

わりと言いたいこと言うてるけど。 


結論は、儲かってる人と、儲かってない人がいるってこと。すごく当たり前で、わかりきってた答えだけど。

私が利益を出すためには、

  • 出店料を爆上げ(7000円とか)

  • チラシの制作をやめる

  • ボランティア頼まないor弁当を出さない

  • マルシェ以外のコンテンツをやめる

などなど。
方法はいろいろあるけど、それをしない理由はたくさんある。

お金がないと何もできない。
お金さえあればやりたいことはたくさんある。

大道芸を呼びたい、韓国のプリクラ機をレンタルしたい、出店者さんとボランティアに交通費を出したい、演奏する人には音響を用意してあげたい、グッツを作りたいなど。

出店料が上がるばかりで、なんのお返しもできてないのが現状。
出店者さんに暑い日は塩分タブレット、冬はホッカイロをくばるのが今の紺屋町マーケットの限界である。

情けないほどお金がないのだけど、お金を生み出すシステムを作るのは難しい。

入場料をとるとか、グッツ販売をするとか。

そもそも、商売やお金を作ることが不得意な私。

最終的な結論は、

まあ、楽しかったらえっか。

になっちゃうんだけど、とにかくそれってシンプルでわかりやすいと思う。

もちろん楽しいだけではダメで、中身がしっかりしてるからこそ楽しめる部分もある。

【心がけていること】 

・スタッフの負担を減らす
事前の打ち合わせなどはあまりしない。
当日来てもらって、半日手伝ってもらって、半日は遊んでもらう。

・出店者へのグループライン連絡は最低限に
具体的には連絡はトータル5回以下に収めたい。
どうでもいい連絡はしないこと、できるだけ必要な情報をまとめて連絡すること。
日頃出店してる人は、たくさんのグループラインが動いてて、余計な連絡は邪魔になるし、まず頭に入らないor読みきれてないなんてことがある。

こういう時、読んでない人が悪いって怒ったり、切り捨てる主催者もいるわけ。

私は【きっと読まない】前提でいるので、怒りのスイッチは全くない。みんなが忙しいことを知ってるから。出てもらえるだけでありがたいのである。

ちょっとふざけたことをグループラインに入れたくなる病気を持ってるけど、グッとこらえているのが結構辛かったりする。

・不安解消
自分が不安症なせいか、出店者様の不安は一つでも減らしたい。特に初めて出店する人や、初めて紺屋町に来る人。わからないことをわからないままにしてほしくないから、聞きたいことはドンドン聞いてほしい。当日もスタッフがバックアップできるように配慮する。
特別や、ひいきではなく、楽しい思い出にしてもらいたいから!はじめて出店したのが紺屋町マーケットで安心した、よかったと思っていただけたら私もホッとする。

【出店者の選び方】

これね。うん。募集するタイプのイベントと、募集しないタイプのイベントがある。

うちは基本的には募集しないタイプのイベントで、運営側からオファーを出してます。

私が飲食店をやってるからか、食べたことのないお店は出したくない。という思いがある。

食べたこともないのに「とっても美味しくて〜」とか「絶品なので是非買ってください!」とか、口が裂けても言えないや。

世渡りは下手な方で、バカ正直に生きる必要はないけど、飲食やってる人への礼儀だと思ってる。
こだわりは、たくさんありますが、これがその一つ。

あとは、商店街という立地上、ここは煙がでるものは販売できないとか、このサイズのキッチンカーは入れないとか、ここはコンセントがないから電源を使うお店はダメとか、ここは狭くなる場所だからテントは出せないとか、実は複数の条件があるんです。(ワタシ的条件)

グラウンドみたいにシンプルな地形じゃないからね。

だから呼べない店舗の人もいるわけで、紺屋町マーケットからハブられた!とか、なんで呼んでくれんの!?とか悲しい気持ちにはならないでほしい。

悪気もないし、意地悪でもない。

あと出店料が上がってしまったから、単価が安くて数をたくさん作れない店舗へのオファーは悩んでたりする。

無理して出店する人も出てくるだろうし。
日々悩んでしまうメンタル弱々な私です。

あとは、人気店だからオファーするってわけでもなくて、どちらかと言えば人間性やお客様への思い、紺屋町マーケットへのモチベーション、商品へのこだわり等、人間の内側にある部分を重視してたりする。

いくら美味しくて、いくら集客力があっても、人に迷惑をかけたり、態度の悪い方はお誘いしない。

とにかく集客重視!のイベントならいんだろうけど、私がやってるイベントは集客が重視ではない。
もちろん、集客もくっついてきてくれたら嬉しいけど。

ハンドメイド作家さんも、飲食の人達と同じくらいの気持ちを持ってる人じゃないと、紺屋町マーケットの出店料は厳しいと思う。

赤字になるの前提で名前を売るために出たい!とか、経験を積みたい、勉強したいという考えもありだと思う。 

それほど、紺屋町マーケットが注目され始めたことも私は理解してる。
もっと言えば、私の理解を超える集客力になってるのだけど。

西条を代表するイベントって言ってもいいくらい、愛されるイベントへと成長しました。

お客様からも愛されてるけど、紺屋町マーケットのすごいところって出店者様から愛されてることだと思う。

それが続けるためのモチベーションになってます。

ありがたいの一言だよホント


継続が難しいことを大人になってから痛感した。大人の世界ってほんとに難しいことばかり。

継続の先に何があるのかも見えないハリボテの船に乗ってくれてありがとうございます。

乗るか、降りるかはお任せしますが、沈みながらもこいでいく所存です。

乗組員の皆様は、ガムテープとボンドを持参して飛び乗ってくださいませ。


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