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「バルトーク 民謡を「発見」した辺境の作曲家」 伊東信宏

中公新書  中央公論新社

前に図書館で借りて読んだ「ハイドンのピアノソナタを読む」と同じ著者。
作曲家のバルトークではなく、民族音楽(民謡)研究家としてのバルトーク。アメリカへの亡命は、悲劇的というより、研究の為の新天地探しという面があったのではないか?と。
まず、バルトークが亡命地にと検討したのはトルコ。ここには以前に民謡採集をしたことがあり、その続きができるのではないか?と。そして、アメリカ。ここには、バルトークが知らなかった(とある教授が手紙で教えてくれた)民謡のコレクションがあった…
民謡研究家としては、体系的な研究というより、収集家という感じが強かったらしい…
(2008 11/23)

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