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「傭兵の二千年史」 菊池良生

講談社現代新書  講談社

傭兵史(講談社現代新書)…古代ギリシャからナポレオン辺りまでの傭兵から見た歴史。参考文献には前に日本中世史で読んだ藤木氏の本があった。
(2014 07/10)

昨日挙げた本、「傭兵の二千年史」を図書館へ行って借りてきた。
ナポレオンの時代くらいまでは(最後まで読んでないので、だいたいのところ)大部分の戦争は洋の東西を問わず傭兵だった。特に貨幣経済が好況である時には傭兵に切り替わりやすい、ということ。
イタリアルネサンスの銅像や絵画には彼らをモデルにしたものが多い。なんかイタリアの街って、やたらにそういう「誰、この人」という銅像が多いような。ミラノ公国などは一介の傭兵が大公にまでのしあがっている。
(2014 07/11)

とりあえず今日は「傭兵の二千年史」を読み終えた。
「傭兵の二千年史」後半は、ヨーロッパでの傭兵の歴史を主にスイス傭兵→ドイツ傭兵(ランツクネヒト)→国の常備軍と追った内容。特にドイツ三十年戦争のグズタフ・アドルフ対ワレンシュタインのところなど興味深く。昔、シラーの戯曲で読んだのだけれど・・・
ところどころに日本との比較も織り交ぜてあってわかりやすいのだが、少し力が入り過ぎてかノリ過ぎてか表現が誤解を与えそうなところもあったような(ただの読解不足かもしれないが)。
(2014 07/13)

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