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文學界2023年1月号…ロシア文学の教室初回(五大文芸誌も読んでみよう…その4)

五大文芸誌…文學界(文藝春秋)、新潮(新潮社)、群像(講談社)、すばる(集英社)、文藝(河出書房新社)

これら五大文芸誌(以外の文芸誌も)の過去号を図書館で借りてきて、読んでみる企画(と言えるのか)。
読むのはもとより存在自体も知らなかった…というテイタラクな海外好き日本文学苦手な自分も、少しは今の日本文学シーンの一端の端っこくらいは味わないと…

と言いながら、結局今回も読むのは海外文学ネタではないか…


一応自分の目当ては奈倉有里氏の「ロシア文学の教室」。連載の初回らしい。これ短編小説のスタイルということで。
(2023 05/21)

奈倉氏の「ロシア文学の教室」。初回はゴーゴリ「ネフスキー大通り」。かなり昔に、岩波文庫で読んだことあるなあ。
と、これから一回に一冊、ロシア文学の古典と呼ばれる作品を奈倉氏の丁寧な解説で堪能する…と思っていたら、いきなり「シラバス」とかあって、入谷(イリヤ)とか湯浦(ユーラ)とか新名(ニーナ)とかロシア人っぽい名を持つ学生と、ロシア人教授という人達が登場してくる。ああ、こういう講義形式で「ネフスキー大通り」を教授と学生との対話で示すのか。「体験型」とかいうのが気になるが…
と読んでいくと、想定の更に奥へ行き、それら学生達が19世紀ロシアにタイムトリップしているらしい。「体験型」ってこういうこと…
とりあえず、それがわかったところで…
(2023 05/23)

…2024年1月号、トルストイの「復活」で連載は終了したらしい。これはまとめ読みか?

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