いつも本命に選ばれない
自分は「駅ビルで用が足りる」いわゆる一般的な、王道な人生を歩んできた、と思っていた。
世の中の本流にいたいし、せめてその近くにいたい。
そんな願望がいつもどこかにありながら、とはいえ、それだけではいやだと思ったりもしているし、全然、本流に行けないと思ったりもしている。
日陰よりひなたが好きだし、仕事は裏方だけど、表舞台に出たいわけではないけれど、せめて自分の本命には好かれたい。
でも、なかなか本命には振り向いてもらえない。それが現実。
恋愛のことだけではなく、それは受験だったり、就職だったり、ちょっとした日々の暮らしの中でも似通った場面に遭遇してきた。
欲しいと思っていた物が買えない、住みたい物件に住めない、行きたいライブに当選できないなど。
自分はそういうものなんだと思っていた。
誰かの何かのいちばんにはなれない、選ばれない、自分がいちばん望むものは手に入らない、2番目以降に欲しい物がやっと手に入れられるみたいな感じ。
でも、いろいろ考えて、考えを突き詰めていくと…。
私のところに産まれてきてくれた娘達は、世界一最高なので、全然チャラなんだけどねー
と、思ってしまった。
ということは、自分が「二番目」とか「本命じゃない」と勝手に思い込んでいただけで、自分の想定が間違っていただけなのかもしれない。
そうだ、私はいつだって本流にいるんだ!
隣の芝生は青く見えるだけで、よく見たら、うちだって意外といいグリーンだったわ!ということなのかもしれない。
受験も就職もゼミ選びも、自分が行きたかった第一志望には、どこにも行けなかったけれど、その道を通ってきたから、結局、娘たちに会えたのだからー!
20歳おめでとう!
ママを20年もできて、本当に感謝しかないです。
ありがとう!
娘へのラブレターになっちゃいました!