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主将を終えて

1年間を終えて、まずはここまで応援してくださった皆さん、また関わってくださった皆さんに心からお礼を言いたい。
出会った方々の中で、誰か一人でも欠けていたら、この1年を無事終えることはできなかった。
本当にありがとうございました。


この1年は本当に苦しかった。

代交代をし、主将に立候補してから、楽しかった思い出の方が少ない。大半は苦しい思い出で、とにかく悩んだ1年間だった。
主将に立候補したときは、正直こんなに大変だとは思っていなかった。もう一度主将をやる機会があっても絶対に立候補しない(笑)


苦しいとき、支えになってくれたのは部活の仲間だった。

先輩は私にアドバイスをくれ、悩んでいるときはご飯に連れて行ってくれた。練習や試合のときは、最高学年としてチームを何度も救ってくれた。とてもカッコいい、最高の先輩だ。

後輩は自分たちの代ではないにも関わらず、自分にベクトルを向け、真剣にチームのために助言してくれた。サッカーをよく知っていて、戦術に関する意見をたくさんくれる。可愛くてカッコいい、最高の後輩だ。

同期はいつも側にいてくれた。うまくいかないとき、辛いとき、1番いて欲しいときに相談に乗ってくれた。何より、みんなといる時間はとても楽しかった。苦しいなかでも辞めずに最後まで主将を続けられたのは間違いなく同期のおかげである。最高の同期だ。

勝ちたかった。

どんな手を使ってでも、何がなんでも勝たなければならなかった。絶対に昇格して代を終えなければならなかった。
結果は1-1で引き分け。勝ちが昇格の条件だったため、引き分けでは残留ということになる。
後半ラスト5分で失点した。

試合が終わったときのことはあまり覚えていない。悔しいとか悲しいとか、そんな言葉では言い表すことができない何かが、頭の中でぐるぐる回っていた。

試合終了直後

たくさん泣いたし、たくさん後悔した。
しかし、後日試合を観に来てくれた友達にこんなことを言われた。

「感動した。そして羨ましいと思った。」

この言葉を聞いて、私は少しだけ後悔が和らいだ気がした。

この1年間、私は間違いなく「サッカー人生史上最も熱い時間」を過ごした。もしかしたら人生の中でも、あれだけ充実していた1年間はなかったかもしれない。
絶対と言ってもいいくらい、他の大学生よりも大変な1年だった。週7日、冗談ではなく、毎日必ず何かしら部活のことをやっていた。夜遅くまでのミーティング、朝早くからの幹部会議、学生課からのメール対応、よしさんからの突然の電話(笑)などなど挙げたらキリがない。
苦しかったことは事実である。

しかし、それでももっともっと文教大学体育会サッカー部でサッカーがしたい、そう思えるのは、私にとって、この1年が「サッカー人生史上最も熱い時間」だったからなのだと思う。そしてこれは友達が言ってくれた通り、側から見れば羨ましく映るのだ。

私の人生のピークはここではないと信じたいが、ピークだと言ってもいいぐらい充実した1年間だった。
最後に勝ちたかったというのは本音だが、それを差し置いても、私は胸を張って「サッカー人生史上最も熱い時間を過ごした」と言える。
この環境を与えてくれた監督であるよしさん、そしてその他の全ての方々に感謝し、このブログを締めくくりたい。

1年間、本当にありがとうございました。


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