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吉方位「京都」へ。「龍」にまつわるお寺めぐり ①龍安寺

ステロイド内服の副作用で
すっかり丸顔になっている私ですが、
マスクで顔半分を隠しても
不自然ではないご時世でラッキーでした。

体調はまあまあ。

さて、今年は「辰年」なので
吉方位取りしながら
「龍」にまつわるお寺めぐりをすることにしました。

吉方位、京都へ
本日は「龍安寺(りょうあんじ)」

龍安寺 石庭

1,龍の襖絵<細川護熙さん>

龍安寺といえばエリザベス女王も絶賛した「石庭」
その石庭をのぞむ広間(方丈)に、細川護熙さんが描いた龍の襖絵が
今、特別公開されています。(普段は非公開)

第6の龍(玉龍)

こちらは、知恵の真珠を掴む「玉龍」です。
今回は、第2の龍から第8の龍まで公開されていて
どれも、かなりの迫力でした。

時勢により変わっていく「龍」は
易経のなかの「乾為天(けんいてん)」のストーリー

襖絵をみながら、記憶をゆっくりたどりよせました。

帰宅してから、
易経の本の「乾為天」のところを読み返し
大きくて偉大な卦「乾為天」へ思いを馳せる時間のおまけつき。

乾為天は、時勢に従って
「潜龍」
「見龍」
「終日乾乾の龍」
「踊りて淵にある龍」
「飛龍」
「亢龍」
の六つの龍。
四徳が揃った大吉の卦です。

細川さんは、3年であの迫力の襖絵40面を描かれたとか。
すごい方ですね・・・
(襖絵は、令和6年3月31日までの特別公開です)

2,襖絵の龍の意味するものは?

京都の世界遺産になっている寺社で「龍」がつくのは
龍安寺と天龍寺だけですが
「龍」にまつわる神社やお寺はとても多いです。

「雲龍図」は
禅宗寺院の法堂(はっとう)の天井によく描かれています。
調べてみると、
龍神が水をつかさどる神であることから
火災から寺院を守る役割を果たしていました。

龍は仏教の象徴であり、
その神秘的な力が火災を防ぐと信じられていたそうです。

ただ、龍安寺の襖絵の「龍」が
乾為天なら
もっと大きなものを
私たちに教えているように感じました。

龍は、時に応じて変化し・・・


万物が天から受けたそれぞれの性質を正しく発達させます。

乾の徳は明らかで
終わったと思えばまた始まり、
また終わったと思えばまた始まり
始まりも終わりもなく
乾の徳=大元気は偉大な徳をもっているということ

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