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zoomグラフィー

 カメラマンで活動しています、FUMI(@fumi2photo2)です。
このコロナウイルスの影響でそれができなくなりました.その様な状況の中でどうしたらいいか考えていたときに見つけたのが、オンライン会議アプリzoomを使用しての撮影(#zoomグラフィー)でした。
 zoomグラフィーはどんなものかと言うと、ビデオ会議アプリを使いながら離れている人と一緒にポートレート撮影をするというものです。やり方がモデルさん側はスマホでこちらはカメラのシャッターの代わりにパソコンのスクリーンショットを撮るという方法です。
 プラポOSで福岡のみん撮の美木さん(@minmiki12)をこのzoomグラフィーで撮影させて頂きました。撮影させていただけて感謝です。美木さん本当にありがとうございました。その時に撮って感じた事を書いてみようと思います。まず一番嬉しかったこと。 

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     この時期に撮影することを諦めなくていいということでした。

 基本的に、人と会わなければならないポートレートの撮影というものが今はできません。その中でも撮影したいという気持ちは大いにありました。zoomグラフィーを取り入れてみてその一部は解決することができたと思います。
外出自粛期間ということもあり基本的に、お家での撮影となりました。その中で今まで自分が挑戦できなかった表現もやろうかなと思いました。 自分の今までの撮影では、いわゆる決まったポーズがとても多かったのですが、リラックスした中でその人を身近に感じられるような写真を目指して撮影してみることにしました。
撮影する楽しさが、リアルとほとんど変わらない。実際撮影をするように、ああだこうだいいながら撮影を進めていました。 そこがリアルと変わらない点でした。

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 新しい発見として、離れていても撮影できる。実際に自分が東京で美木さんが福岡にいるままで撮影を行いました。 もう一つ、今回はモデルさん側のスマホからの映像を見て複数のカメラマンが一斉に撮ると言ういわゆる囲み撮影をしてみたのですが、全員が同じ映像を見てシャッターを切ると言う自分のカメラで見ているのではない映像を共有するという普段の撮影では体験したことのない経験でした。やればやるほど面白くなっていきました。

カメラをモデルさんと予定を立てて、機会をもらい、撮影して、編集する。これは通常の撮影の時に行っていることですが、このプロセスを変えずに撮影するカメラをパソコンのスクリーンショットに変えただけということを意識しました 。欠点もちろんあります。
 第一にモデルさんのプライバシーを考えること。撮影してみると、大変なのはカメラマンではなくモデルさんだということ。今まではカメラ位置や角度はカメラマンが決められたのですが、そこまで任せてしまうこと。こちらが意図したことをリアル以上に正確に細かく伝えることが重要でした。シャッターを切るタイミングもしっかり伝えることが重要です。モデルの美木さんもポートレートの勉強になると仰っていました。

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 カメラマンとして気になるところは画質はそこそこだということ。ここを許容できるかどうかだと思います。スクリーンショットなので約300万画素(4Kならばもう少し高い?)、低すぎる画素数ですが見方を変えればデジカメが流行り始めた頃はこのくらいでした。ストロボ発光禁止フルオートだと思って割り切って撮影を楽しむことに注力することだと思います。
 見かけの画質ならば多少の工夫で上げられます。日中に撮影を行うこと。光を見極めること。スマホカメラのレンズを拭くこと。挙げてみたらどれもいつもの撮影の基本と同じです。できないことは諦めること。考えてもしょうがない。これは重要だと感じました。
 制約はあるけれど、どんな環境下でもポートレート撮影ができる。zoomグラフィーを通じて撮影は楽しいんだってことを再認識できたことは大きかったです。今回の大きな収穫でした。

今とって楽しく、そしてこれからも続けていける。そんな方法がzoomグラフィーなのではないかなと思います。皆さんにも写真を楽しんで欲しいと思います!

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補足 (zoomグラフィーの画質を上げる小ワザ)

まだ検証途中だがzoom側でも解像度はあるようで送信受信でな解像度640x480以上なるべく高フレームレートで維持することができれば画質が多少良くなります.(zoom側で常に変動する。HDで固定するように頑張る設定もあるが、使用者が多いのかあまり機能しにくい。言ってもJPEGの圧縮率のようなものが変わる。スマホではその設定がどうやら無かったです。) 根本的な解決方法がモデル側に一眼カメラとパソコンを用意。テザー撮影とリモートコントロールの組み合わせを使う。撮影後データをもらうだと思いますがモデルさんの負担が多すぎて踏み切れません...どなたかいれば是非ともお願いしたいです。)

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