滋味。

画像1 日本全国に「米どころ」と呼ばれる地があって、それぞれに特色のあるお米があるけれども…ここのお米は、山の冷たいお水で育つから、とっても美味しい!って思うんです。炊きたてご飯が美味しいのは勿論だけれども、お櫃の中で冷やご飯になった時、ここのお米の「真骨頂」とも呼ぶ味わいになると思っているの。私は「塩むすび」で頂くのが好き♪お櫃の中で休んで、更に美味しくなります。
画像2 いつもの、おじさんの野菜直売所で買って来た野菜達。我が家の畑の大根は、まだまだすりこぎ棒くらい。白菜は、ぼわぼわと青々した葉を広げるばかり。おじさんの野菜は、甘くて美味しい。白菜だけでテーブルを占拠しちゃいそうな大きさ。5、6㌔はありそうな、ずっしり感。キャベツは瑞々しくて柔らかいから、包丁を入れた途端、パカッと開くんです。この三つの野菜は、煮ても、炒めても、生でも、漬物でも、なんでもござれ!だから隅々まで頂きます。
画像3 錦玉羹と栗羊羹の美しいお菓子は『深山の秋』と名付けられていました。清流に色とりどりの葉が落ちた姿だろうか…。それとも薄墨をこぼした様な空気の中を音もなく落ちる紅葉や銀杏だろうか…。季節に寄り添う和菓子の美しさが愛しい。
画像4 ひなたでお茶の時間。白猫、福ちゃんが、チロロロと小さな鈴を鳴らしながら、傍らで毛づくろい。小さな頭を人差し指で撫でれば、喉をゴロゴロと鳴らしてご機嫌です。台所では大根を下茹でしているところ。塩むすび、おじさんの野菜、美しい和菓子。体に入り、深く広がり滋味溢れるのだから、身も心も満たされる。幸せだこと。

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