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幸せな手帳ジプシー

私にとって毎年恒例の、来年の手帳を探してドキドキワクワクする期間がやってきました。どんな手帳にするのかについて、直感、ビジュアル、その手帳の長所と短所、自分のライフスタイルとの擦り合わせなど、選択に関わる様々な要素を比較検討するこの時間が大好き。最近のスケジュール管理はスマホのアプリで夫と共有が基本ですが、手帳はスケジュール管理を越えて、自分の大切な記録のために必要なもの。本棚の奥にしまってあるこれまでの手帳を見ながら、短い自分の人生を振り返ってみて、自分のライフスタイルによって選ぶ手帳が色々だなと感じて面白かったので簡単にまとめてみます。

20歳代中盤〜後半 【夢をかなえる人の手帳】


社会人となって数年。今後の自分がどんな人生を歩んで行きたいのか、自分を見つめ直す期間でした。この時期の私が愛用していたのは、藤沢優月さんの「夢をかなえる人の手帳」シリーズ。手帳としてだけでなく、自分を大切にしながら時間とどう向き合うかというテーマが深く自分の心に響き、「図解・夢をかなえる人の手帳術」という本も愛読していました。手帳自体にも毎月テーマとワークがあって、読み物としても充実しています。自分にとって何が大切なのか、ライフサークルで整理してみたり。当時のライフサークルを改めて見てみると、ちょっと恥ずかしい部分もありますが、芯となる部分は変わってないなーと思い、初心に返って元気をもらえました。私にとっての手帳の使い方の基本的は、「夢かな手帳」に培われたものかなと思っています。

20歳代後半〜30歳代前半 【クオバディス (エグゼクティブ) 】


転職して、手帳を仕事のツールとして使用するようになりました。様々なスケジュールを自分で管理しながら1日の流れを組み立てるという仕事スタイルになったので、手帳が人目につく機会も多くなり、自分の内面をさらけ出している「夢をかなえる人の手帳」がちょっと気恥ずかしくなりました。そこで、機能性を重視して「クオバディス」の手帳へ。読んでいたファッション誌で「クオバディス」を活用している人の特集などもされていて、いつか使ってみたいと憧れていたのもあります。正方形のデザインが特徴的でスタイリッシュ。ウィークリーページはいわゆるバーチカルタイプで、1日を縦軸で捉えるという時間軸の使い方が「夢をかなえる人の手帳」のコンセプトと同じで使いやすく感じました。仕事のお供にはとても良かったです。でも、手帳に対してワクワクするような要素が少なく、物足りない気持ちも。

30歳代前半〜中盤 【ほぼ日手帳(オリジナル)】


夫の転勤で仕事を辞めて引っ越したため、しばし専業主婦に。育児が自分の主な生活世界となって、クオバディスに書き込むような時間単位の予定はなくなりました。この時期の私は「ほぼ日手帳」を愛用。育児の記録を残したいと考えて選んだけれど、そんなに頻繁に書くことはできなかったし、外食などの待ち時間に子どもが空いてるページにお絵描きしたり、チケットや写真がたまに貼ってあったりなどカオスな手帳になっていますが、今になるとそれも愛おしい。当時はうまく使いこなせていないと思っていたけれど、今振り返ると空白の日も確かに自分が生きていた証という感じがして悪くないのかなと思えます。子どもの成長を感じたちょっとした一言、モヤモヤした気持ちなどが走り書きのようにされていて、それを久しぶりに読むと何だか元気が出て、また頑張ろうと思えます。また使ってみたいという気持ちがフツフツ。この当時に買ったミナ ペルホネンの手帳ケースは中身が変わっても、現在も愛用中です。

30歳代後半〜 【クラシ手帳】


仕事と育児にバタバタして手帳と向き合う時間が少なくなってしまった近年。でも、「北欧暮らしの道具店」さんのオリジナル「クラシ手帳」が可愛くて、ここ数年愛用しています。いつもこの時期、このお店で大好きなカレンダーを買うのですが、お買い物すると手帳がついてくるのです。ノベルティ手帳、と言ってもすごくクオリティが高くて、一緒に販売されている付箋やクリップなどの小物も可愛すぎてついつい欲しくなってしまいます。今は非常勤で仕事をして、他の日は大学院で授業や研究というスタイルなので、1週間の予定が見渡せてタスク管理もできるウィークリー+フリーページという見開きのスタイルがとても使い易いです。

そして、40歳代に突入した2023年の手帳は….


現在の自分のライフスタイルを考えると、マンスリーページと、1週間の予定が見渡せるウィークリーページは必須。そして日々の気づきや考えを整理するフリーのノートページが出来るだけたくさん欲しいなと思っています。
でも、こうやって振り返ってみると、またほぼ日手帳を使ってみたいという気持ちもあります。ほぼ日手帳のウィークリー版「weeks」も良いかもしれません。
悩みつつ、いろんな方の手帳会議の記事を読むのも楽しい今日この頃です。まだ時間があるので、ゆっくり迷いながら自分にフィットする手帳を探すこの期間を存分に楽しみたいなと思います。

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