世界の汚職事情

イギリス大学院の授業でケニアのケーススタディをしていて、ポイントになったのが「警察の汚職」。簡単に言うと、ケニアでは武力衝突や民族間の摩擦が起きているが、治安を守るはずの警察の信用がゼロだから、政府主体の対応ができていない。

ケニアってサハラ以南のアフリカで一番日本企業も進出していて発展しているイメージがあったので驚いた。アフリカの汚職、と聞いても正直、実際どういうことかわからないので聞いてみた。
(ナイジェリア、ウガンダ出身の友人)

私「汚職って、賄賂とか?自分が事件の被害者になった時、警察に行かないの?」

「警察に自分から行くことなんて絶対ない。事件に巻き込まれても、自分でなんとかするしかない。」

「なんで???」

「まず、警察に行って話を聞いてもらうのに警察にお金を払う。じゃなきゃ取り合ってくれない。その後、犯人の捜索や事件の調査に対してお金を払う。犯人が見つかって、犯人を逮捕してもらうにはまた警察にお金を払う。ちなみに容疑者が取り調べを受けている間、容疑者の食事代も、自分が払う。」

(驚愕)

「職質されたら、お金払うまで帰してくれない。過去にドライバーとして働いてたことがあるけど、その時は難癖付けられてしょっちゅう罰金払わされたよ。」

「今まで何回警察に止められてお金払ったか覚えてる?」

「覚えてない。数えてられないくらいしょっちゅうお金払う。」

「ちなみにアフリカでまともな国ってあるの…?」

「……たぶんボツワナ。ボツワナだけだと思う。」

アフガニスタン人のクラスメイト
「私、自分の国が一番ひどい国だと思ってたけど全然ましだわw
 反政府運動さえしなければ…」←笑えないやつ


これは「警察」にスポットされているわけではないが、各国の腐敗度ランキング2018年なるものを発見。世界180か国の順位を点数を紹介している。 日本は18位。アジアでは14位の香港がトップで日本は2番目。
イギリス11位。ケニアは驚愕の144位。優等生ボツワナは34位!アフガニスタンは172位。。。

当たり前だけど、こんなんで警察を信用できるわけない。安全を守る警察なんてイメージはなくて、警察から身を守る術を考えなきゃいけない状況。政府の腐敗ってどうやって改善するんだろう。今後の課題ができましたな。。。




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