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久しぶりに普通の休日はレッスン。

暑くなる、28度まで上がるとここ2日ばかりずっと言われながら涼しいですね。少し湿度は高いけど。会社に行くことが多くなったので着るものに困る。 

今日は発表会以来、1ヶ月ぶりの声楽レッスン。
信長貴富の『春』の楽譜を持って行きました。
先生も初めて聴いたみたいだけど、良い曲見つけましたね!と感心してくれました。
この曲は新川和江の詩もとても良くて、
「私は冬の間ずっと落ち込んで下を向いていたけど、春になり、草花がいつも通りに芽吹いて来たのを見てそのたくましい生存力に感動した。輝ける春の訪れだ、もう悲しむのはやめよう。」
という内容の詩です。

あと一曲はオペラアリアから…『ある晴れた日に』(蝶々夫人)か『歌に生き、恋に生き』(トスカ)のどっちか決めてきてと言われたけど、こういう時いつも迷いに迷って決められない。『歌に生き〜』は3ページしかないんだけど、逮捕された恋人の命を救うために警視総監の女になれと迫られて「私にどうしてこんな仕打ちをするのですか?!」と神に訴える、マグマのような内に秘めたパワーが要りそうな曲。『ある晴れた日に』はいつ帰るか分からないピンカートンを待ち続ける蝶々さんの切なさを7分間切々と歌い上げる超有名曲です。
こないだ長崎に行ったし蝶々夫人にするかな。

帰ってから信長さんの歌曲集を見ていたら、1番最後に強烈な一曲がありました。『Fragments ー特攻隊戦死者の手記によるー』知覧特攻隊戦没者達の手記を参考に編集した歌詞でテノール(バリトン)用の曲。「ピアノにスポットを当てる」とかちょっと演出も書いてあり、オペラっぽかったのでYouTubeで観て…ドーーンと落ち込み、そういえば数年前にアキさんが出たオペラがあったなーと思い出し、思わず人間魚雷、回天のWiki読んで…ズシーン…更に地にめり込んだ。このすぐ検索する癖をなんとかしたい(汗) 
手記を基にしているので心理描写が細かく…fragments(小さなカケラ)ってタイトルからしてショッキング。強烈な反戦メッセージです。

さっきまで幸せに鼻歌歌ってたのに吹き飛んだー。

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