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あかつきのおぼろ雨/極光のほとりで/遠慮する秋風を/ドワーフグラミーの目/さいはてりんどう

あかつきのおぼろ雨にて目覚めては「はる」とこぼして風呂を沸かして

夜(よ)と過去を重ねインソムニアの胸いま極光(きょっこう)のほとりで果てる

それでいて尚遠慮する秋風をオーバーシャツに匿いし午後

蝶の目で物事を見よ、極楽鳥の目で、ドワーフグラミーの目で

「しずけさに思い出すのは銀河です」そらのさいはてりんどう揺るる

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