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「結論から話しなさい」と言われます。なぜですか?

惹きつけて 信頼される[話し方改善トレーナー]橘さゆりです。

今日はいただいたご質問についてお答えします。

先日あるセンター職員の方とお話をしました。
話しついでにその方から、「話し方」について2つご質問をいただきました。

1)話をするときによく「結論から話しなさい」と言われます。
・なぜですか?
・結論から話をして、相手から突っ込まれると返事に詰まることがあります。どうしたらよいでしょうか。

2)契約など説明の際、相手が私の話しに対して必要以上に、何度も頷きます。
・こちら側の話をきちんと理解しているか?真剣に聞いているか不安。
・もしかして、相手に過剰に期待させすぎていないか? 不安


この質問について私なりの考えをお伝えしますね。

まず、この方の話すシーンです。
◎場所:職場で
◎相手:上司/来客者
◎自分の立ち位置:部下/対応職員として

1)について

・「結論」から話す理由

相手の「時間」「聞く労力」を軽減するため。

会議、ミーティング、報告・連絡・相談、仕事で話をする際、お互いの「時間」を使っています。
また「話を聞く」ことは「話しをする」ことの3倍労力がいるそうです。

「結論」を後に話すと… 話し手の話を最後まで聞かないと答えが分からないので、聞き手の負担が大きい。
「結論」から先に話すと… 答えを先に伝えることで、聞き手がその先の話を安心してきける。理解しやすくなる。

例えば:<<今度の新規イベントについて集客の見込みはあるか?>>

●「結論」が後にくる話し方
新規イベントは、今人気のTVドラマに関連した話題の商品を出品して、他にも会場の立地が…
なので、集客は見込めると思います。

●「結論」が先にくる話し方
今度の新規イベントについて集客は見込めると思います。
理由は2つあります。
1つは…、2つは…、


聞き手にまわったとき、どちらの方がすっきりと分かりやすいのか、聞き比べてみてください。
お互いに共有した時間を有効に使うため、仕事で話すときはできるだけ「結論」から伝えた方がいいと思います。


・「結論から話をして、相手から突っ込まれると返事に詰まることがあります。どうしたらよいでしょうか。」

「結論」から話してみたものの、「なぜなの?」「どうして?」と突っ込まれてしまいました。

お話を伺うとこの方は「結論のみ」を話されたようです。
一言で簡潔に終わってしまうと、聞き手は続きがあると思い、質問をしたのだと思います。

「結論から話しなさい」+「続けて理由も添えて」という流れがベストです。

「返事に詰まります。」という対処については、推考する時間があれば、あらかじめ理由を準備するといいです。

「結論」「理由」「結論」
間の「理由」を事前に整理し、まとめておくと、質問を受けてもすぐに答えられ、返事に詰まることはありません。

話しながら考えるのではなくて、まずは話す内容を「考えて」から「話す」とよいです。
最初は面倒くさくても、「考える」「話す」を分けていくうちに話上手になります。
ぜひお試しください。


長くなったので、2つ目の質問は次回にお伝えします。



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