7月17日日記
ありがとう。
不確かな世界の中でただ一つの光のような、
掬い上げては簡単にこぼれ落ちてしまうような儚い世界で、
温かくて深くて眩くて奥深くから込み上げてくる想い。
過去の記憶も傷ついた出来事やトラウマも
全て水泡に帰すかのようにそれらは一切効力を持たない。
ずっと長く求めてきたのかも。
この感覚は懐かしくて柔らかい。
昔から知っていたけどまるで初めてかのように。
時間も時空も飛び越えてただありのままで響き合う。
凪の湖面みたく穏やかで美しい。
落ちる葉っぱが水面を揺らすとて、
波打つ波紋は完璧なる調和。
源がそちらへと導き、向かうのは安堵の地。
穢れもない。
醜さもない。
在るべくして在る。
存在として丸裸。
我欲もない。
恥もない。
見つけ出したようやくこうして。
映画のように美しさの中で舞い踊る。
誰も彼も不可侵の場所で、
命の輝きは増していく。
するりと解ける糸も
きれいだとつぶやくだろう。
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