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【CIX考察】'Hello, Strange Place' Story Film Epilogue 01〜05


考察第4弾です。

前回の考察はこちら↓



'Hello, Strange Place' Story Film Epilogueはヨンヒが飛び降りた後の物語になります。


'Hello, Strange Place' Story Film

Epilogue 01


ジニョンの物語です。

ヨンヒが飛び降りた翌日、ヨンヒの話を聞いたジニョンは急いで学校の屋上に向かいます。

屋上に着くと、遠くでヨンヒが立っていました。

実際にヨンヒがここにいるわけではないことは明らかなので、ジニョンに見えているこのヨンヒは"過去のヨンヒ"ではないかと考えました。

過去にもジニョンはヨンヒが一人で屋上にいる場面に遭遇しており、その時の記憶が蘇っているのではないでしょうか。

"幻想の"ヨンヒがいる場所まで行くと、そこには腕時計と携帯が置かれていました。

起きてしまった事態に頭を抱えるジニョンの表情には、言葉で表しきれないほどの悲痛な感情が伺えます。



Epilogue 02


ビョンゴンの物語です。

ビョンゴンは自分の部屋でヨンヒがいじめられていたあの日(Episode 02)のことを思い出していました。


すると、突然教科書や制服を部屋の外に持ち出し、

何の躊躇いもなく、いつも持っているマッチで火をつけてしまいます。

名札、教科書、制服…自分の持ち物がゆっくりと炎に包まれていきます。



Epilogue 03


スンフンの物語です。

自分の母親の死、母親を轢いたのがヨンヒの母であったこと、ヨンヒの飛び降り、彼を同時に襲った残酷な現実がスンフンの心を蝕みます。

信号が青に変わりみんなが歩き出しても、立ち止まったままのスンフン。



Epilogue 04


ヒョンソクの物語です。

この日もヒョンソクはバス停にいました。
Episode 05同様、バスに乗るつもりはありません。

きっと彼は父親が来るかもしれないという期待を抱きながらバス停にいるのでしょう。
諦めきれない父親への気持ちが、バス停で待つという行動で表されているように感じます。

バスがバス停を出発した後、時間を確認すると22時20分でした。

ここでEpisode 05を振り返ってみます。

21時に父親と待ち合わせをしていたヒョンソク。
結局父親は来ることなく、気づけば最終バスも終わっていました。

今回の話で、最終バスかどうかはわかりませんが、少なくとも22時20分まではバスが来ることがわかります。

最終バスが終わった後、ヒョンソクは救急車とすれ違います。
つまり、ヨンヒが救急車で運ばれたのは22時20分頃、もしくはそれより後だったことがわかります。

飛び降りてから救急車が来るまで2時間ぐらい経ってたんですね…

色々話しましたが、多分この時系列は物語にさほど必要のない情報だと思うので、補足程度に。



話を戻します。

いつものようにルービックキューブをいじっていたヒョンソクでしたが、

全ての面を揃え終わった後、ルービックキューブをバス停に置いたままその場を去ってしまいました。

いつも持っていた物を手放す。
何か意味がありそうです。



Epilogue 05


ヨンヒの物語です。

血まみれの状態で病院に運ばれてきたヨンヒ。 

一時は心肺停止になってしまいますが、

懸命な処置の末、ヨンヒの心臓は再び脈打ちだしました。
ヨンヒは一命を取り留めたのです。


以上が'Hello, Strange Place' Story Film Epilogue 01〜05の考察になります。


…ここで何か気づいたことはありませんか?

EpilogueにはNumbのMVを彷彿とさせる描写がいくつか見受けられます。

まず、Epilogue 03で青信号になっても歩き出せないスンフンはNumbのMVで横断歩道に倒れているシーンとして表現されています。
また、ヒョンソクはNumbのMVでも全面が揃ったルービックキューブを置いて立ち去っています。
ビョンゴンも燃えている物を見るという行為が同じです。

さらに、今回の話ではありませんが、ヨンヒの飛び降りもNumbでヨンヒが落ちるシーンとリンクしているように思えます。

もしかしたら、NumbのMVは彼らがたどる物語の縮図かもしれません。




次回は考察・番外編です。
ストーリーからちょっと外れた部分のお話になります。内容はお楽しみに..!ㅎㅎㅎ


今回も長い考察になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございましたㅠ

ではまた、次の考察でお会いしましょう~~ あんにょん!



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