私はバッグのアンチだから - 2023/11/25
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私はできるだけバッグを持ちたくない。
リュック以外の肩にかける系のバッグは、
肩幅がないせいなのかすぐにずれ落ちてきてストレスだし、手に持つタイプは単純に邪魔だと感じる。
リュックは好きだけど、フォーマルな服装やフェミニンな服装をしている時に
リュックを背負うのはちょっとおかしい気がする。
そういうわけで、基本的に私は持ち物が少ない。
家の鍵、スマホ、AirPodsしか持たない生活をしている。あとたまにリップとか。
それらをいつもズボンの前ポケットに入れているので、たまにズボンの前の方がケツみたいになってそれはそれで恥ずかしいときもある。
ブスは荷物が多くて美人は荷物が少ないという説があるけど、私という反証が存在するのでその説は成立しない。
私一人の存在で説を覆すことができて痛快。
それはそうと、なんかいい感じにちょうどいいバッグないかなあ。
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私はメガネを選ぶのが下手くそだ。
フレームの細い丸メガネが大好きでいつも選ぶのだが、どうも自分の顔としっくりこない。
顔のサイズに比べでレンズが大きすぎるものを選んでしまっているのか、いつも眉毛の上にメガネのフレームが来てしまってマヌケ面になる。
目とレンズの距離を遠ざけて、少しメガネを下げればいい感じにはなるのだが、
メガネに近視用のレンズを入れているので、目とレンズの距離が離れれば離れるほど目が小さく見えて、これまたマヌケ面みたいになる。
あっちを立てればこっちが立たずで、めんどくさい顔面である。はやく猫に生まれ変わりたい。
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私が勤務するオフィスのトイレ内にサイネージがある。
そのサイネージでたまにboketeの画像とその回答が出るんだけど、
便座に腰掛けてあれを眺めてる時のなんともいえない微妙な気持ちを
言語化することがどうしてもできない。
決して不愉快ではないんだけど、心の中で何かが引っかかるあの感じ。どう言えばいいのだろう。
「同じ職場という以外全く接点がない人に、飼い犬の写真を見せてもらった時みたいな感じ」……?
ダメだ、私は無力だ。
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私は一階のエントランス内に集合ポストがあるマンションに住んでいる。
私の部屋のポストは常にチラシでみちみちに詰まっており、投函口のフタが閉まらなくなっている。
ポストに投函される郵便物はDMやチラシばかりでろくなものがないため、ポストを開けるという習慣がなくなった。
数ヶ月に一度、払いそびれた水道料金の督促状が来ることがある。それが私にとって唯一大事な郵便物だ。
もはやポスト内部で紙の塊の一部となった督促状をこそげとる時にしか、ポストを開ける動機がない。
集合ポスト全体を見ると、私以外にもポストをパンパンにしている住人が多数存在することに気づく。
だらしないのは私だけじゃないんだなと、ちょっと安心する。
このチラシ、本当に鬱陶しいので
ポストに「チラシお断りシール」を貼ってみようかと前からずっと思っているのだが、
いかんせんだらしない性格なのでシールを買いに行かないまま、ずっと対策を打たずにチラシでポストをみちみちにしつづけている。
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嗅覚って、脳内の時間を一瞬巻き戻せるからすごい。
認知症の人とかに匂いを嗅がせたりすると、効果的な脳の刺激になるんじゃないかなと思う程すごいと思う。(あ、でも、アルツハイマー型認知症って嗅覚衰えるんだったかな)
私は基本的に過去のことを考えないし、過去の記憶がかなり薄い人間だと思う。
正直、学生時代の思い出とかもない。
そんな私でもポップコーンの匂いをかぐと、
週末になったら頻繁にUSJに行って遊んでいた学生時代の記憶や感覚を一瞬で取り戻す。
まだ「ハリウッド映画の世界をコンセプトにしたテーマパーク」という体裁をなんとか保っていた頃のUSJが好きだった。
今はアニメやゲーム、いろんなジャンルを雑多に取り入れたテーマパークになっていて、それはそれで楽しいんだろうけど、私の知ってるUSJ像からどんどん離れていってしまってちょっと寂しい。
うわ、この言い方なんか老害みたい。かなしい。
私は大阪を出て上京してしまったので、
これからの人生、あと1回でもUSJに行くことがあるだろうかと考える。
きっとないだろうな。友達もいないし、行くきっかけがない。
悲しくなってきたので終わります。
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