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財布を無くしたことのあるキミと、これから財布を無くすかもしれないアナタへ

財布を無くして1週間が経った。

この1週間、バイトに行く以外は
死んだ魚の様に布団にくるまって
『財布見つかりましたよ!』
という電話がかかってくるのを
ただ待ち続けた。
財布は未だ戻らず。

頭の中は、早く切り替えて色々動かんかい、
そうわかっているのだけど、これがどうして
気持ちが前に進まない。
思いの外、財布を失うことは精神を蝕む。

現金は2万6千円くらい入っていたと思う。
フリーター演劇人にとっては、なかなかに痛い数字だ。財布それ自体も安いものではない。
同時に、クレジットカード、キャッシュカード等も全て入っていたため、手元にお金がなくなってしまった。お金がないと何もできなくなってしまうのだなぁ、としみじみと感じた。
(当座のお金は知人に借りた)
この時点で満貫。

さらに、マイナンバーカード、免許証、健康保険証も入っていたので、身分証明できるものがなくなった。身分証明できないとキャッシュカードも再発行できない。跳満。

その他、診察券、ポイントカード類、メンバーカード類、献血カード、実家出るときに妹からもらった手紙とかなんやらかんやら、全部失った。倍満。

お金やクレジットカードを失ったのは勿論痛い。けれど、モノを無くすというのは資本主義的に測れるものだけを無くすわけではない。
そのモノに付着していた思いやら記憶やら
そういう類のモノも同時に無くすということだ。大切にしてたり、長年寄り添ったモノな
ら尚更だ。
(だから、もしネコババしてる奴がいたとしたら、そういうモノも一緒に奪ってるということを心することだ。)


さて、ここからは実践編。
財布を無くした際、まずすべきは
クレジットカード、キャッシュカード、マイナンバーカードの停止処理。
各方面にまず電話をかける。
それから警察に逸失届の提出。
最寄りの交番に駆け込み
お巡りさんに相談しよう。
(その場で、警察の届け物センターに連絡してもらえるから運が良ければこの時点で見つかる)
ここからは諸々の再発行手続き。
私の様に身分証一式を無くしてる人はそこからだ。

私の場合、マイナンバーカード、免許証、保険証を無くしてるので、保険証の再発行すら手間取った。なにしろ、身分証明できるものが何もない。最終的に大学の頃に自動取得した社会調査士の資格証が身分証明になり、保険証の再発行に漕ぎ着けた。こんなとこで役に立つとは…(年金手帳もあったので、こっちでも良かった)

そんなこんなで…
今、私は門真の免許センターで運転免許証の再発行を待ちながらこの文章を書いている。
まだまだ再発行なりなんなりしていかねばならないものは多いけど、一方で、心機一転頑張ろう的な、そういう気持ちも芽生えてきている。
ぼちぼち進んでいこう。

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