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『水曜日が消えた』で、月曜日が過ぎた感想【オリチャレ17】

中村倫也さんが、曜日ごとに入れ替わる7つの人格を持った男を演じた主演作『水曜日が消えた』をAmazonプライムで観ました。

ネタバレも含めて、感じたことを書きます。

7つの人格を持った男を中村倫也さんが演じると知り、毎日違うキャラクターが観れるのではないかと期待して観始めたのですが、火曜日の”僕”が主な主人公であったところは少し残念でした。

基本的に火曜日の”僕”の1日が描かれ、図書館は火曜日にはやっていないから別の曜日も過ごしたいと思い始めたところから、物語が動き出しました。

火曜日の”僕”が水曜日に目を覚まし、これまで行けなかった図書館に足を運んで、図書館員に恋をしたあたりは恋愛要素で面白くなりそうだと思いましたが、結局、火曜日と結ばれることがなかったのが残念ポイントです。

月曜日の”僕”が途中からキーマンとして出番が増える一方、水曜日が消え、木曜日も消え……と他の曜日の人格が消えていき、火曜日の”僕”と月曜日の”僕”がスマホの動画機能を通してやり取りをし始めたところは少し高まりました。

でも、他の曜日がどんな人格なのかは最後の5分くらいでサラリと明かされる程度で、他の曜日への感情移入をしきれないまま”僕”が月曜日のものになるのか、火曜日のものになるのかを追っていくのは「?」でした。

せめて、水曜日が消える前に「水曜日はこんなキャラクターでね」と水曜日の”僕”の1日が明かされていたら良かったなと思いながら、観ていました。

全体的に、最後の5分程度で出てきた7人格が序盤から出てきて、それぞれがキャラ立ちしたタイミングで水曜日が消え、木曜日が消え……消え始めた理由はこうで、それぞれの人格はこんなことをしたいと思っていた……などが描かれたらもっと面白い作品になったのではないかと思います。

とは言え、火曜日の”僕”の穏やかさを出しつつ、月曜日の”僕”の荒さも演じていた中村倫也さんの演技はさすがだなと思いました。

良い悪いの感想以外で、この映画から学びとなったことは「毎日を生きられるありがたみ」ですかね。

図書館は開いている日に足を運べますし、今日ダメなことも明日チャレンジすることが出来ます。1週間先にせず、2日後、3日後なども選択肢として選べます。

当たり前になり過ぎてそのありがたみを忘れていましたが、毎日を制限なく生きられることだけでもありがたいことだと思いました。

月曜日があるから火曜日があって、金曜日があるから土曜日のありがたみを感じるなどもそうですね。

毎日を生きられるから、毎日にありがたみを感じられる。

私が『水曜日が消えた』を観て感じた感想はこちらです。

あなたは、どんな感想を抱くでしょうか。


オリンピックが終わってしまいましたが、【オリチャレ】は続けています。

今回は銀1の記事でしたので、ここまでで金7、銀2、銅8の計17記事です。


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