ランダム小噺「フォーチュンクッキー」
フォーチュンクッキーに初めて出会ったのはアメリカの小学校にいた時だったろうか(子供の頃一年間だけアメリカの小学校にいた時がある)。その通っていた小学校のお昼のお菓子タイムでフォーチュンクッキーが出たことがあった。アメリカの小学校は皆んなそうなのか、それともたまたま担任だった先生のクラスだけの風習なのか結局わからないが、なぜかお昼になると先生がお菓子を配って皆んなで休憩するのだ。よく出てくるお菓子はオレオで、皆んなと楽しく喋りながら甘いクリームとクッキーを頬張った記憶がある。皆んなと喋り合ったとあるが、それはそういう雰囲気を出していたというだけの話で、当時の私は一言も英語を喋ることが出来ず、いつも教室では無口だった。ただ、無口でも無口なりに過ごせるものである。今思い返すとよくコミュニケーションできていたものだな。
そんなこんなでお菓子タイムに出てきたのがフォーチュンクッキーである。面白い形をしているのほんの1、2回しか出てこなかったように思うが、形状が独特だったのが記憶に残っている。最初見た時はどの方向から食べたらいいか分からなかった。割ること前提に作られているお菓子も珍しい。
開けると細長い紙が入っている。けど子供の頃の私は英語が読めないのですぐに捨ててしまった。まぁ大抵毒にも薬にもならないことが書いているんだろう。
アメリカのお菓子なのだが、妙にアジアな雰囲気を漂わせるのもフォーチュンクッキーの魅力である。 Wikipediaを覗くと、歴史が書かれてあって読み応えがある。なんでも、日本の江戸時代に誕生し、日本で流通していたお菓子が日系移民によってアメリカに持ち込まれ、中国人のお店で出回るようになったらしい。日本が発祥なのか、元祖は辻占煎餅という。あー、そこはかとなく聞いたような。
フォーチュンクッキーといえばAKBの「恋するフォーチュンクッキー」をよくカラオケで練習している。女性の声は高いので3つほどはキーを下げるが。昔、平井堅がこの歌をライブで歌っていてそれ以来男性でうまく歌いこなすことに憧れている。
そういえば昔「古語版恋するフォーチュンクッキー」という動画があったのだがかなり良くできていて思わず笑ってしまう。おすすめの動画だ。
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