HHKBの無刻印に挑戦してみる

 昨日のマツコの知らない世界の放送でキーボードをプレゼンされてた方が興味深い話をされていた。分割キーボードや無刻印キーボードは初めは抵抗があるのかもしれないが、縄跳びや自転車に乗るようなもので、慣れてくると身体が動きを覚えてくるという話だ。テレビを見ていて妙に納得してしまった。私はタッチタイピングがまだできないが、これはもしかするとずっと刻印付きの、補助輪がある自転車を漕いでいるためで、強制的に無刻印という自転車に乗っていればタッチタイピングが身につくかもしれないと考えたのである。

 と、いうことで善は急げ、今日早速遊舎工房に赴き、タッチタイピングの練習用に無刻印キーキャップを購入した。HHKBを購入してからというものの、散財が激しい。来月は自制せねばと思いながらキーキャップを手に取った。ちなみに、分割キーボードもテレビの影響があるとはいえまだ売り切れておらず、魅力のあるキーボードが所狭しと並んではいたが、まだタイピングが身についていない状態であれこれ購入するのも良くないので見るだけに留めておいた。

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 ついでにキーキャップ作りの参考に販売されているキーも勉強として観察。手には取らなかったものの、レジンの固まり具合が大変美しい。見ているだけでも大変勉強になった。特に写真のスパイス入りキーキャップは面白そうなので自分も今度作ってみようと思う。

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 という訳で無刻印キーキャップに変更。この原稿も無刻印状態で書いている。正直これを書いている間もかなりのタイピングミスが起きている。だいぶしんどい。

 色は墨にしてみた。今までバラバラだったキーが一色に統一されたために打鍵感が統一され、その点での打ちやすさは高まった。一色にしてから気づいたけど、やはりキーキャップ変更時は思い切って全部買えた方がいいのだな…。キーの種類がばらついていると少し打ちにくさがあった。

 まぁタイプミスは多少あるとはいえ、なんとかここまで原稿を打てているので、思った以上に手が覚えているということなのだろう。無刻印にしてから発見もあった。自分の手の癖が思った以上に右手に依存しているのである。タッチタイピング時はTやGは左手で打つのが基本だが、私の場合これらのキーを右手で打っていることに気づいた(今まで特に気にしていなかった)。分割キーボードにしているとその癖も治るのだろうか?今のところ癖のついたままの方が打ちやすいので、無理に強制はしていない。

 あと気になる点は記号を打つ時に迷ってしまうと、正解を打つのにだいぶ時間がかかってしまうことである。英語キーに比べて圧倒的に打つ回数が少ないので、まだまだ体に染みつくほどには至っていない。

 色々不満点を述べてしまったが、無刻印で打つことで強制的にキーの位置を体が覚えようとしているのを感じる。そして何より格好いい。自分にはまだ早いと思っていたが意外と使えていることにも驚く。

 これでタッチタイピング出来るようになればいいなぁ。

 そして早くHHKBの吸振マット再販して欲しい(現在再生産中とのこと)。

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