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「第1回福山生徒会サミット」を開催しました

福山生徒会サミットとは?

【開催のきっかけ】

同じ地域の生徒会でも交流はなく、課題や企画などを共有できていない
お互いの活動や課題を共有して生徒会活動をもっと充実させたい

一般社団法人ふくやま社中は、2022年に地域の大人と交流ができる機会を地域商店や企業と協力して地高校生たちの居場所を作っていくSTUily(スタイリィ)プロジェクトを立ち上げました。STUilyプロジェクトでは高校生たちが地域の方から提供していただいた居場所で学校間を超えて交流を行ってきました。その中で、高校生から各学校の生徒会の活動や課題を発表し自分たちの高校生活をより充実したものにしていきたいという要望があり、この度、実行委員会を設立し「福山生徒会サミット」を開催することになりました。

【開催の目的】


高校生が「生徒会サミット」に参加することで、各生徒会の取り組みや課題を共有しお互いの活動を世間に伝え、同世代や学校外の人とのコミュニケーションを増やし、地域の企業や市民とのつながりを深め、地域や産業と一体となることができます。またG7広島サミットに向け、高校生がグローバルな問題意識を持つきっかけを提供する。

【実行委員メンバー】


開催決定後、高校生徒会メンバーによる実行委員会発足

初めてのMTGはオンラインで開催しました。
その後、開催に向けてリアルでも何度もミーティングを重ねていきました。
高校生とふくやま社中のメンバーで「福山生徒会サミット」でやりたいことを共有しました


当日は代表して葦陽高等学校 生徒会長 金盛くんは挨拶をしました

【概要】


1.日  時:       令和5年 2月 12日 午後13時00分~16時00分
           受付開始 12:30~
          1部 13:00~14:15
          2部 14:20~15:00(1部・2部 一般公開 150名募集)
          3部 15:15~16:00(生徒会・学校関係者・スタッフのみ)

2.場  所:       福山市立大学 大講義室(広島県福山市港町二丁目19番1号)

3.プログラム内容:1部 生徒会による発表
       テーマ
      『自分たちが充実した高校生活を送る為に実現させたいこと』
          2部 パネルディスカッション
          『平和やSDGsについて高校生が考える
                                   「今、自分たちができること」』
         3部 高校生交流会

4.主  催:一般社団法人ふくやま社中
  後  援:広島県教育委員会・福山市・福山市教育委員会・FMふくやま
  特別協力:広島県民サミット・ソフトバンク株式会社・U24高校生大学生創業体験プログラムSta-sh実行委員会


当日は会場の準備、受付、誘導なども高校生が主体的に行いました
地域の大人も高校生たちの応援に駆けつけてくださいました

第1部 各校プレゼンテーション 自分たちが充実した高校生活を送るために実現させたいこと


プレゼンテーマ
『自分たちが充実した高校生活を送る為に実現させたいこと』
自分たちが充実した高校生活を送る為に、生徒会でどのような問題意識を持ち、活動してきたか、その上で、今後、どのような仲間を募って、どのような活動をしていきたいかをプレゼン。

1組目 盈進高等学校

学校法人盈進学園 盈進高等学校生徒会は、学校を地域の人へ開放することにより学校をコミュニティの拠点にしたいというアイデアを発表しました。

2組目銀河学院高等学校

銀河学院高等学校生徒会では自分たちが実際に体験をして知ったうえで今後の自分の進路を決めていきたいという想いから「L↑PEX(ライペックス)プロジェクト」という職業体験イベントを企画し開催に向けて準備をしていることについて発表しました。


生徒会顧問の先生も応援に駆けつけてくださいました

3組目 明王台高等学校

明王台高等学校生徒会では、他校の生徒会との交流を増やし、お互いの課題や企画などを共有してよりよい生徒会の運営を行っていきたい。その為に「生徒会連合」の発足を提案しました。

他の高校との交流を増やして、各学校の取り組みなどの情報発信を行っていきたい
生徒会連合を発足する街のメリットについて提案

4組目 英数学館高等学校
英数学館高等学校の生徒会では、学校内の外国籍の教師や生徒が日本語だけのメニューなどはわかりにくいので英語の表記を追記したら好評だった。地域の中にも英語表記を増やして多様な人が快適に感じるまちづくりをしたいと提案をしました。

学校や街など、自分達の生活環境をより良いものにするために、皆さんの問題意識と提案を他校の高校生、地域の大人、企業、行政に共有し、提案を実現する仲間やサポートを得られる機会になりました。

<コメンテーター>
〇福山市教育委員長 三好雅章さん
〇一般社団法人ふくやま社中 代表理事 小林史明さん

第2部  パネルディスカッション 平和やSDGsについて高校生が考える「今、自分たちができること」

G7広島サミットについて広島サミット県民会議事務局の森岡庸介課長から説明

パネルディスカッション
  『平和やSDGsについて高校生が考える「今、自分たちができること」』

来年5月に開催のG7広島サミットに向けて
平和やSDGs(持続可能な開発目標)など国際的課題について高校生が考える
「今、自分たちができることってなんだろう?」についてディスカッションを行いました。


<パネリスト>
・広島大学附属福山高校1年
 内海愛子さん
・葦陽高等学校 高校2年
 金盛舜也さん
・JICA中国 市民参加協力課 新川美佐絵さん
(TSSライクに国際理解&SDGs啓発のコメンテーターとしてレギュラー出演)
<モデレーター>
(一社)ふくやま社中 理事 高田海道さん

「開発途上国では子どもが働いて家族を支えている。このような環境で学校を建て教育させることは正しいのか?」という金盛さんの疑問に、新川さんは「途上国への援助として学校を建てがちだが、時間をかけて先生も養成する必要がある。子どもが重要な労働力となっている地域に学校を建てても問題は解決しないが教育を受けた人と受けなかった人とを比べると、教育を受けたお母さんのほうが情報収集能力が高く、子どもを元気に育てられるというデータがある。教育の成果は、次の世代の人間を育てられるというところにある。」と応えていました。

 普段、あまり友達と話題になることがない国際的な貧困や角さに関する課題感やグローバルな視点での社会問題について改めて考える機会となりました。

パネルディスカッションに挑戦した・広島大学附属福山高校1年 内海愛子さん・葦陽高等学校 高校2年 金盛舜也さん

第3部 高校生限定の交流会

3部では高校生メンバーだけで企画・運営を行いました。この日の為に、「高校生の居場所STUily」のSHIPSなどを利用して何度もミーティングを重ねてきました。

キットカットに質問を書いて配る!


3部の交流会では自己紹介や各学校の取り組みなどを共有しました。同年代で同じ生徒会メンバーでもなかなか交流する機会がなかったので初対面の人ばかりでしたが、すぐに打ち解けて盛り上がっていました。



また、生徒会サミットではITに関心のある高校生に本格的な動画配信について事前に学び、当日は実際に動画生配信を体験する機会を提供しました
(特別協力:ソフトバンク株式会社)


最後に一般社団法人ふくやま社中 代表理事小林史明氏より主催者挨拶

主催 一般社団法人ふくやま社中 代表理事 小林史明氏

主催者である一般社団法人ふくやま社中 代表理事 小林史明さんが「2023年5月までに生徒会連合を立ち上げ、2023年度も生徒会サミットを開催しよう!」と提案しました。

【報告事項】
・参加者:101名(内生徒会メンバー44名)
・参加高校一覧:広大附属福山高校・福山市立福山高校・葦陽高校・明王台高校・福山商業高校・芦品まなび学園高校・銀河学院高校・英数学館高校・盈進高校・近畿大学附属高校福山校・福山工業高校・府中高校・N高等学校
         (合計13校)
・マスコミ掲載 中国新聞 2022年11月29日、2023年2月13日

        ぷれすしーど 2023年2月17日号
        経済リポート 2023年3月1日号
        ビジネス情報 2023年3月1日号
        Webメディア 備後とことこ 


<高校生の居場所づくりSTUilyについて>

<STUily(スタイリィ)とは?>

2021年に開催したSta-sh03で高校生がプレゼンした「福山にもっと高校生の自習スペースを作りたい!」他にも福山市内の高校生たちが「自分たちの居場所を作りたい」という想いから始まったプロジェクトが「STUily(スタイリィ)」です。
 高校生の自習スペースや気軽に集える居場所として使えるスペースを地域の方や企業の方のご協力を得ながら街中に増やすプロジェクトです。現在、広島県福山市内の6店舗が利用ができます。
 地域の方々にお店や会議室など施設の一部を学生の自習室などとして提供頂き学生の居場所を作ることにより新しい人流、新しい交流を生み出しこの街に新しい価値を創造していきたいと考えています。STUilyではmi-na-to(ミナト)という学校間を超えたサークル活動も行っています。学校だけでは叶えられない同年代との趣味で交流できる機会や家庭と学校以外の地域の人や企業の人とも交流できる場を提供しています。
 福山市内に現在6ヶ所ある高校生の居場所は全て地域の方や企業の方が「高校生に居場所をつくってあげたい!」とご協力してくださり、実現した自習室です。
自習室や自分たちの居場所がなく困っている高校生のために、全て地域の方や企業の方の優しさを高校生へ届けたい。
 私たち一般社団法人ふくやま社中は、企業と高校生の皆さんの想いを繋ぎ、高校生の皆さんに居場所を提供させて頂くことでこの街をもっと次世代が住みやすい街にしたい。そして中学生、高校生の時から地域の人との繋がりを作ることにより、進学や就職で一度福山を離れたとしてもまた福山市に帰って来たいと思える街にしていきたいと考え活動しています。

一般社団法人ふくやま社中とは

一般社団法人ふくやま社中 理事


ふくやま社中は、地域の個人や組織が持つ力を引き出し、自律的に活動し発展できる機会を提供し、地域課題をより早くより広く解決することに貢献するために設立しました。 地域には課題が多くありますが、まだまだ伸びしろがあります。課題解決に取り組む意欲と能力のある個人や組織も多く存在します。いま、地域に足りないのは、情報と人材の多様性です。テクノロジーや課題解決のノウハウなど最先端の情報を地域に共有し、専門性を持った個人や組織をつなげることで、地域の持つ資源は大きく花開きます。 実現のために、地域と都市圏の人材交流の機会をつくり、地域を牽引するコミュニティづくりと人材育成に取り組んでいます。

一般社団法人 ふくやま社中
代表理事 小林 史明
所在地:〒720-0052 広島県福山市東町3丁目10番15号
設立日:令和2年1月29日

E-mail:info@fukuyama-shachu.com


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