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漫才台本「ブリの養殖」

琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)

台本

茜・葵「はいどーも」
茜「ビッグバンってなんか神秘的ですよねぇ。琴葉茜です」
葵「ジャイアントドカーン!!!琴葉葵です」
茜「なんですかそれ?」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「お姉ちゃんなんか欲しい物ある?」
茜「なんや急に?ヘアアイロンとかか?」
葵「じゃあ買ってあげるよ。もっと高くてもいいよ?」
茜「いやまあ嬉しいけど。なんか羽振りええなぁ?」
葵「実はね、海の財宝を見つける方法を思いついてしまったんだよ」
茜「海の財宝?見つけるも何もほんまにあるんか?」
葵「それはスポンジボブに出てたから大丈夫だよ」
茜「すでに怪しいやないか!フィクションの中でもよりフィクションな作品を根拠にすな!」
葵「まあでも見つけるアテが私にはあるから」
茜「それはなんなんや?」
葵「ブリだよ!」
茜「ブリ?どうして?」
葵「ブリだよブリ!!」
茜「なんでブリ?」
葵「ブリって言ってるじゃんブリって!」
茜「なんもわからへんやないか!!ずっとこっちはなんでブリか聞いてんのにブリブリブリブリ返してきて!一向に話が進んでへんねん!!」
葵「わかんないの?ブリって出世魚って言われてるでしょ?」
茜「まあ言われてるけど?」
葵「きっと、海の財宝のありかを知ってて、そのお宝で高い地位を手に入れたんだよ。じゃないとあんな海の魚が出世できるわけないもん」
茜「出世魚ってそういう意味ちゃうわ!成長の過程で名前が変わっていく魚ってだけやから!根拠が間違え散らかしとるやないか!」
葵「どど、どうしよう」
茜「明らかに動揺して、どうしたんや?」
葵「そうとは知らずに、ブリに貯金全部つぎ込んじゃった…」
茜「人類初、財産ブリで溶かし人間!まだオンラインカジノに突っ込んだほうがマシやろ!」
葵「でももうつぎ込んじゃったものは仕方ないよなー」
茜「切り替えはやいのはええけど、どうすんねんこれから。ブリだけ食うて生きて行くんか?」
葵「いや!大胆にここはブリの養殖ビジネスに転換するよ!」
茜「商魂たくましいなぁ。でもどうするんや?そんな知識ないんちゃう?」
葵「ブリに財宝まで案内してもらうために、ブリ山さんに飼育とか依頼するつもりではいたんだよ」
茜「ブリ山!?なんやそのブリの養殖のためだけに生まれてきたみたいな人!」
葵「あ、もしかしてだけど…ブリ山さんなら財宝の在り処知ってるかな?」
茜「知るかぁーー!知ってたらもう取りに行ってるて!」
葵「でもブリ山さんだって出世してるわけでしょ?」
茜「人名は出世魚システムとらんやろ!」
葵「でももともとハマチ丘さんだったって聞いてるけどなぁ」
茜「ブリだけじゃなく山も出世してるやん!いやいや、流石に名字は変わらへんやろ」
葵「何言ってるのお姉ちゃん、ブリ山は下の名前で、上の名前は吉田だよ」
茜「吉田ブリ山!?どんなキラキラネーム!?山に憧れたブリ漁師しかつけへんような名前してるやん!」
葵「何言ってるの?ブリ山さんのご両親はAIエンジニアとプロゲーマーだよ」
茜「近年生まれた職業たち!ぶり山さんのご両親がそんなに若いわけ無いやろ。ブリ山さん何歳やねんって話になるからやな」
葵「ああそっか、年齢言ってなかったね。ブリ山さんは10歳だよ」
茜「10歳ぃー!?予想よりめちゃくちゃ若い!!年下でも敬意を払ってさん付けで呼ぶ妹えらすぎる!!」
葵「今思ったけど、ご両親なら財宝の在り処ご存知なんじゃない?」
茜「やから知らんって!財宝ははよ諦めろ!」
葵「でもAIエンジニアとプロゲーマーの収入で子育てできるはずがないんじゃない?」
茜「世間が羨む高収入カップルやわ!!特にAIエンジニアなんて引く手あまたなんやから!」
葵「じゃあ逆だ!2人ともめちゃくちゃ忙しいだろうから私がベビーシッターとして雇ってもらえばいいんだ!」
茜「その時期はとうに過ぎとるやろ!もうブリ山さん10歳なんやから!」
葵「そっかぁ、ブリ山さんがワカナ高台さんの時に雇ってもらうべきだったかぁ」
茜「ハマチ丘より前があるん!?10歳で出世しすぎやろ!でもすごいなブリ山さん、その若さでブリの養殖の知識とかあるんやなぁ。」
葵「その若さでそんな知識あるわけないじゃん!こっちは名前で選んだんだから」
茜「敬意払えるだけの馬鹿でしたーー!!ブリの養殖も失敗しそうです!!」
葵「ちょっと待って?誰に向かってディープインパクトエゾシカって言ってんの!!」
茜「いや馬鹿の馬と鹿を出世させんでええねん!今思ったら最初の挨拶でうちが言うたビッグバンもジャイアントドカーンって出世させとるやないか!どんだけ名前出世させるの好きやねん!もうええわ!」
茜・葵「どうもありがとうございました」




あとがき

ちょっと短くなってしまいましたね…大体2000文字位を目指してるんですが、多分1700文字ぐらいしか無いんですよね。台本書ききってから見てみると何か新しく入れる場所が見当たらないんですよね…ネタの面白さは他の方に見てもらわないとわからないんですけど、流れる感じがあるというか。完成しちゃった感があって…他のボケとかくだりを入れる場所が思いつかないのでしょうがないかって感じですね…
あと1つ前の動画のコメントで頂いた、つかみが最後につながる漫才を見てみたいということでちょっと無理やりですが入れてみました。
いろんなお笑いが作れたらいいなぁって思いますけどね

動画

この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください


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