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漫才台本「ほうれい線」

琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)

台本

茜・葵「はいどーも」
茜「ほうれい線って消したいですよね?琴葉茜です」
葵「防衛線って守りたいですよね?琴葉葵です」
茜「葵は軍事参謀とかなん?」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「さっき消したいって言ってたから特別に教えようかなって思うけど、ほうれい線を消すすごい方法があるんだよね」
茜「ほんま?教えてほしいな」
葵「大事なことだから何回もいうつもりだけど、一応備忘録用意しておいてくれる?」
茜「ほんまに大事なことは何回でも言うてくれる上にメモの準備もさせてくれるべきですよねぇ!大事なことだから1回しか言わないぞって上司七不思議のうちの一つですから!」
葵「準備できた?」
茜「オーケーやで!はよ教えてくれ!」
葵「もうちょっと焦らしますけどね」
茜「なんで!?わざわざ焦らす必要ある!?」
葵「この知りたい気持ちはあるけど自分からは打つ手のないお姉ちゃんを眺めるのが至高の楽しみなんですよ」
茜「普通に趣味悪いわ!何やねんこれ!」
葵「知りたい?」
茜「知りたーい!」
葵「教えなーい」
茜「えーーーー、なんでーーー?」
葵「お姉ちゃんはこういう反応するのかぁ。備忘録にまとめておいて下さいね」
茜「誰になんの指示出してんねん!教えるみたいな雰囲気出したのに教えてくれへんのが一番気になるねん!ほうれい線が消えるんやろ?そんなん誰でも知りたいんちゃうの?」
葵「私は今誰でも知りたい情報を言うかどうかの瀬戸際にいるわけよ」
茜「うひー!頼む!教えて!」
葵「うひー!って、お姉ちゃん知りたすぎて変な声出してるじゃん。提案だけど、うひー!って10回言ってみたら?」
茜「なんの提案!?確かに知りたすぎて変な声あげたんは認めるけどそんな恥ずかしいことせえへんわ!」
葵「どうかな?言わないなら別にこっちは帰っちゃってもいいんだから」
茜「うひー!帰らんといて?ちゃんと教えてからにして?」
葵「10回ちゃんと連続で言ってくれないと」
茜「なんで特に弱みを握られたわけでもないのにそんな恥ずかしいことせなあかんねん」
葵「じゃあ帰ろっかな」
茜「いやや!せっかくお客さんがいるんやからそこで発表してもらわんと意味ないねん!言ったる!」
葵「さすがお姉ちゃん!」
茜「いくで?せーの!うひー!うひー!うひー!うひー!うひー!うひー!うひー!うひー!うひー!うひー!」
葵「乳搾りする動物は?」
茜「うしー!」
葵「残念、牛は乳搾りされる側なんで、答えは人間でーす」
茜「うわあああああああっていつから10回クイズになってんねん!」
葵「なるほどね、お姉ちゃんにうひーって10回言ってもらったらこんな感じになるんだぁ」
茜「なんやねん冷静にうちの観察日記つけやがって。でも10回言ったからな、話してや?」
葵「もうちょっと寝かしますけどね」
茜「おいおいおいおい葵おい!どういうつもりやねん!お客さんもうちも分けのわからん時間過ごしたのにそんな仕打ちはないやろおい!」
葵「10回言ってみたらって提案したけど別にそれで話すとは言ってないしなぁ」
茜「言ってないわーーー!!まんまと策に乗せられましたーーー!」
葵「さてじゃあ帰りますか」
茜「頼む頼む頼む!チョコミントアイス買ったる!これでどうや?」
葵「なかなかいい条件持ってきますねぇ。でもほんとに話したら買ってくれるのか信用できないよなぁ。」
茜「信用できんのはこっちの方やねん!すでに1回騙されてんねんから!」
葵「じゃあせーので出すことにする?」
茜「せーので出すときにはうちはもうチョコミントアイス買ってもうとるやないか!そっちが喋らんかったら結局そっちの総取りになってまうねん!なしやなし!」
葵「じゃあもうこの交渉は決裂だね。決裂爆裂奇天烈エンドということで」
茜「語感だけで喋るなよ!さっきの話に1個も爆裂奇天烈要素入ってへんわ!」
葵「というか、チョコミントアイス買った後でも私が喋らなかったらお姉ちゃんが食べちゃえばいいんだから別にいいじゃん」
茜「知ってるやろ?うちチョコミントアイス食べへんねん」
葵「じゃあ私が喋らなかったら捨てちゃえばいいじゃん」
茜「そんなことしたらうちはチョコミントアイス代ドブに捨てただけになってまうやないか!」
葵「そんなことは知ったことじゃないよ!ほうれい線の消し方を知らないお姉ちゃんが悪いんだから!」
茜「いやそれこそ全知の人なんておらんのやからそれについては仕方ないやん。なんでそんな言われ方せなあかんねん」
葵「ではそろそろ良い時間になってきたんで発表していきたいと思いますけどね」
茜「え?えぇ?何もしてないけど聞けるってこと?」
葵「お姉ちゃんの反応も十分堪能させていただきましたからね」
茜「ほんまに知りたい気持ちはあるけど自分からは打つ手のないうちを眺めて楽しんでたやん!ドS!」
葵「備忘録の準備はいいですか?」
茜「最初から思ってたけどメモのことを頑なに備忘録って言うやつ何やねん!メモの準備でええやん!」
葵「ほうれい線はラー油を塗ったら消えます!!」
茜「は?」
葵「ほうれい線はラー油を塗ったら消えます!!」
茜「絶対うそやん!めっちゃ騙された!!この情報のためにめちゃくちゃ長い時間をドブに捨てた!」
葵「ほうれい線はラー油を塗ったら消えます!!」
茜「絶対に嘘やてそんなん。やっぱそんな簡単にほうれい線が消えるみたいなことなかったんや」
葵「ほうれい線はラー油を塗ったら消えます!!」
茜「大事なことやから何回も言うって言うてたけど!!止まらんのは違うやん!」
葵「ほうれい線はラー油を塗ったら消えます!!」(繰り返し同時に喋る)
茜「ずっと大事なことと言いつつ嘘を繰り返してくる!永遠に続けるつもりか!?いつ止まるんやこれ!ほうれい線ラー油無限嘘つき編やないか!!もうあかん!やめてくれーー!」
(一旦止まる)
葵「ほうれい線はラー油を塗ったら消えます!!」
茜「うわあああああ!止まんねぇーーーー!」
葵「ほうれい線はラー油を塗ったら消えます!!」
茜「なんやこのホラー展開ーーー!!」
葵「なるほどね。理不尽に嘘を繰り返されてるけど自分から打つ手がないときのお姉ちゃんはそういう反応なんだ、備忘録に書いとかないと」
茜「いやうちが外部からの理不尽に対して自分から打つ手がないときの反応シリーズ備忘録にまとめんでええねん!もうええわ!」
茜・葵「どうもありがとうございました」




あとがき

これ結構好きなネタなんですが、めっちゃ今更だけど茜ちゃんほうれい線なさそうなんですよね。まあどうでもいいか

動画

この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください


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