漫才台本「山手線ゲーム」
琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)
台本
茜・葵「はいどーも」
茜「夏はホラーの季節ですね!琴葉茜です」
葵「私にとってはズボラーの季節です!琴葉葵です」
茜「それは年がら年中ちゃうか?」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「山手線ゲームってわかる?」
茜「手を叩いてお題に沿ったもの答えるゲームやんな?」
葵「山手線の駅名とかね。なんで山手線なんだろうね」
茜「スタートがどこからでもええからとかちゃう?」
葵「でも山手線ゲームをわざわざ駅の順番通りに言う人いないじゃない?」
茜「それもそうか」
葵「そもそも東京に住んでる人以外山手線って言われてもわからないとおもうんだよ」
茜「確かに乗ったことなかったりしたら駅名言われてもピンとこんよな」
葵「そうそう。だから山手線ゲームっていう名前じゃないほうがいいよね」
茜「でもみんながわかって、それなりに数があって、全部名前出すのが盛り上がるゲームって難しくないか?」
葵「スマブラ登場キャラゲーム!」
茜「え!?もう始めんの!?」
葵「パンパン コックカワサキ!」
茜「いやアシストフィギュアで出てるけど!!普通マリオとかからやろ!」
葵「これじゃだめか」
茜「別にスマブラプレイアブルキャラゲームとかで良くないか?」
葵「すでにスマブラに参戦するっていう特典もらってるやつらでゲーム作るなんて優遇しすぎでしょ」
茜「どこでキャラに平等な機会を与えようとしてんねん!それで言うたら山手線ゲームもなんでJRの中であれだけ優遇されてんねんってなるから」
葵「脱水症状ゲーム!」
茜「い、いぇーい!」
葵「パンパン 口の乾き!」
茜「えっとー(パンパン) 立ちくらみ!」
葵「パンパン 舌の乾き!」
茜「パンパン 倦怠感!」
葵「パンパン 皮膚の乾き!」
茜「いやそっち乾きばっかりでずるいなぁ!」
葵「でもそういうゲームでしょこれ」
茜「てか脱水症状ゲームってなんやねん!!60代の寄り合いか!!不健康自慢で盛り上がりだすっていうけど!」
葵「じゃあ別のゲーム考えますよ」
茜「頼むで」
葵「思いついた!熱中症ゲーム!」
茜「変わってへんやん!!同じ過ちを犯してるって!」
葵「これもダメなのか。じゃあ、花粉症ゲーム!!」
茜「2度ある琴葉3度あるやないか!!3度目の正直であれよ!」
葵「とりあえず病気の症状はやめたほうがいいか」
茜「大体倦怠感とか頭痛でなんとかなってしまうからな」
葵「いいの思いついた!歌唱力ない芸能人ゲーム!」
茜「よくないわ!!めっちゃ失礼なゲーム始まったんやけど!?」
葵「パンパン タモリ!」
茜「いや歌のイメージないわ!勝手な推測で失礼な枠に入れるなよ!」
葵「古今東西ゲーム!!」
茜「は?!」
葵「パンパン 東!」
茜「パンパン 西!」
葵「パンパン 古!」
茜「パンパン 今!」
葵「コンプリーーート!!」
茜「4つしかないゲームおもんなすぎるやろ!あと今思ったけど山手線ゲームって古今東西ゲームとも言うんやったな。別に山手線以外の適切な名前考える必要性なかったんや」
葵「焼き鳥の味付けゲーム!」
茜「いや話聞いてる?」
葵「パンパン 塩!」
茜「パンパン たれ!」
葵「コンプリーーート!」
茜「おい少なくなりすぎやろ!あともうゲーム名考える必要ないんやって!」
葵「標高世界一の山ゲーム」
茜「いや一個しか無いやんそれ!」
葵「パンパン エベレスト コンプリーーート!!」
茜「何がしたいねん!1人で完結してたら盛り上がらんて!!」
葵「砂、砂利、水をセメントで固めた物ゲーム!!」
茜「クイズになってるやん!!」
葵「パンパン コンクリーーート!!」
茜「いやもうそれやりたかっただけやん!コンプリートみたいに言いたかっただけやん!もうやめよ?」
葵「私達ゲーム!」
茜「なんでやめへんねん!」
葵「パンパン お姉ちゃん!」
茜「パンパン 葵!」
葵「パンパン きみこさん!」
茜「誰誰誰!?私達に謎の人物入ってきてるやん!?こわいて!」
葵「家族ゲーム!」
茜「いやもうほぼ私達ゲームやん!」
葵「パンパン お姉ちゃん!」
茜「パンパン 葵!」
葵「パンパン きみこさん!」
茜「だから誰やねんそいつ!」
葵「きみこさんゲーム!!」
茜「怖いゲーム始まったんやけど!?」
葵「パンパン きみこさん!」
茜「パンパン(つづくん?) きみこさん?」
葵「ブブー!それはもう言ったじゃん」
茜「きみこさん知らんのやからきみこさん以外出てくるわけないやろ!」
葵「あはは。やっぱりゲームは楽しいし盛り上がるね」
茜「いやうちはちょっと今も怖いんやけど」
葵「ところでお姉ちゃん、ここにずっと立ってるきみこさんってお姉ちゃんの知り合い?」
茜「ひえええええ!そこにおったん!?」
葵「なんだお姉ちゃんの知り合いじゃないのか。森へおかえり?」
茜「いや人里に迷い込んだ野生動物か!!ていうか誰かも知らずにきみこさんを家族に含めてたんある意味で葵のほうがこわいんやけど!?」
葵「とりあえず帰ってくれました」
茜「そもそもなんか見えてるのも怖いし!ほんまに誰やったんやきみこって!」
葵「どうしたの!?なにか怖いことでもあったの!?」
茜「いやだからずっと葵がきみこさんって言うてるのが怖いって話を」
葵「どうしちゃったのお姉ちゃん?きみこさんって誰なの??」
茜「いやそっちが言い出したやろ!」
葵「私?」
茜「え?葵が言い出したやんな?」
葵「きみこさんって?」
茜「そうやけど?」
葵「え?」茜「え?」
葵・茜「………」
茜「マジのやつやん!!お客様の中に霊媒師の方はいらっしゃいませんか!!」
葵「あ、今段上に上がってこられました!」
茜「いや誰も上がってきてませんよ!!」
葵「お名前は?きみこさん?」
茜「またきみこ!いやもうきみこに取り憑かれてるやんこれは!」
葵「ほうほう、霊媒師じゃないけど古今東西ゲームが楽しそうだったから一緒にやりたい?」
茜「じゃあなんで1回おりたんや!」
葵「どうする?一緒にやる?」
茜「一緒にやったるからはよ成仏してくれ!」
葵「三権分立ゲーム!」
茜「選ぶトピック意味わからんやろ!!」
葵「パンパン 裁判所!」
茜「パンパン 内閣!」
葵・茜「パンパン ……」
茜「きみこさんはなんて?」
葵「いや、何も言わずに飛んでいっちゃったよ」
茜「何も答えずに成仏するやつがあるか!ええ加減にせぇ!」
茜・葵「どうもありがとうございました」
あとがき
夏らしく少しホラーですね。これ別に意図したわけじゃないんですよ。「ホラー展開にするぞ!」って思いながら書いてない。何故かこうなった。ホラーですよね
動画
この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください
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