漫才台本「進路選択」
琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)
台本
茜・葵「はいどーも」
茜「スマブラ弱いけど楽しいです。琴葉茜です」
葵「弱いなら辞めたら?琴葉葵です」
茜「お姉ちゃん傷ついちゃったな」
葵「はいはい」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「進路選択で迷っててさ」
茜「そういえばなんか提出せなあかんのかあれ」
葵「そうなんだよね。大学進学ってのは味気ないかなって思っててね」
茜「半数が選ぶ選択肢を味気ない!?大卒全員敵に回してるんか!?」
葵「逆に言えば半分も進学しちゃってるからこそ味気ないと思ってるんだよね。もっと他の人が行かないルートを開拓していきたいなって」
茜「素晴らしいフロンティアスピリットやとは思うけど、なかなか大変なことやで?」
葵「失敗しても私にはお姉ちゃんがついてるから無敵だよ!」
茜「葵…」
葵「この進路じゃなかったって思ったときは髪染めたお姉ちゃんを送り込んで別の職業を探せばいいだけだからね!」
茜「うちを葵のスペアみたいに使うなよ!頼りにしてくれてると思ってちょっと嬉しかったのに!」
葵「じゃあお姉ちゃんは金貸しが向いてるんじゃない?」
茜「金貸し!?嫌な言い方!確かにお金に困った人に頼りにされるけど!そもそも仕事になってるってことは基本的には他の人のためになって感謝してもらえたり、頼りにしてもらえるもんやと思うで?頼りにしてもらえるのが嬉しいからって理由ではなかなか進路は決めきれんなぁ」
葵「うーん、難しいなぁ」
茜「じゃあなんか好きなこと探してみたら?」
葵「好きなことかぁ…お姉ちゃんをスマブラで秒殺することとか、ストリートファイターで秒殺することとか、あつもりで秒殺することとかかなぁ」
茜「うちを秒殺することしか趣味ないんか!あとあつもりに他プレイヤー秒殺するイメージとかないわ!」
葵「いやまぁ日々楽しいことはあっても仕事にできることってなると限られるなぁって」
茜「仕事になるかもって候補でうちを秒殺することを上げてたんか?なるわけないやろ!」
葵「なんにも思いつかないし、いっそ路頭に迷ってみるってのもいいかもねぇ」
茜「その前にちゃんと進路で迷えよ!なんで進路に進めんかった前提で話進んでんねん!」
葵「やっぱり難しいよこの若さで進路を選ぶなんて。そうか!若さを利用すればいいんだ!パパ活だパパ活!」
茜「あれは進路ちゃうわ!しいて言うなら別の進路のためのガソリンみたいなもんや!強く肯定できるもんちゃうし!」
葵「別の進路のためのガソリン?」
茜「あ、いや、パパ活でもらったお金で他の夢を追うみたいなニュアンスで言うたんやけど」
葵「パパ活してモテない男からお金をだまし取ってる時点で夢を追えると思うなよ!」
茜「バッサリ切りおった!パパ活までやったらギリ合法ってところにコメントしづらさがあるこの問題をバッサリ!」
葵「なんとかパパ活女子と支援するパパを秒殺する職業ないかなぁ」
茜「そんな職業あってたまるか!もうそうなってきたらただの殺し屋やないか!」
葵「ほんとにどうしよう。大学進学を外すだけでだいぶ難しくなっちゃったなぁ」
茜「こんな言い方するのも失礼ではあるけど、進路決めきれんからとりあえず大学みたいな決め方もあるぐらいやしなぁ」
葵「卒業、3月、春、桜。さくら!?桜だ!桜屋さん!」
茜「いや何やねん今の連想ゲーム!?あと桜屋さんって何!?」
葵「もう桜関係だったらなんでもいいよ!これぞ私の天職だ!」
茜「今の連想ゲームでそこまで言い切れる!?でも桜関係の職業ってなんなんやろ」
葵「真っ先に思いつくのは桜守だろうね。桜を守るお仕事」
茜「桜を守る仕事か、いのちを相手にするってことは大変そうやけどやりがいはありそうやな」
葵「まあ私は桜を秒殺しちゃうから却下なんだけど」
茜「どんだけ秒殺好きやねん!趣がなさすぎるやろ!」
葵「そうなってくると和菓子屋さんで桜餅作ったりとかね」
茜「ええやん!美味しいかわいい最高のお仕事や!」
葵「まあそれもお客さん秒殺するように青酸カリ入れちゃうだろうから却下なんだけどね」
茜「どんだけ秒殺仕事にしたいねん!なんで今まで無事犯罪を侵さずに過ごしてこられてるんやこの妹!」
葵「それに関してはゲームでお姉ちゃんが秒殺させてくれてるからなんとか保って来られてるんだよね」
茜「今、うちの進路が一生葵のゲームに付き合うことで決まりましたー!!衝動性秒殺妹のガス抜き姉に今決定です!弱いから辞めるというわけにはいきません!」
葵「お姉ちゃんが一生ゲームしてくれるなら自由に進路決められるかも。そうだ!桜は桜でもお金をもらってお客さんになりきるサクラになっちゃえばいいんだ!いろんなイベントにお金をもらって参加するの!」
茜「それでええんか?結構たいへんやと思うで。しっかり盛り上げなあかんし」
葵「でもお客さんが来なくて困ってる人とか絶対いるよ。そういう人に対して私が一人いるだけでも練習になると思うんだよね」
茜「まあサクラでも入ってないと無人イベントじゃ主催者も練習にはならんか」
葵「そんでちゃんと私が楽しめないイベントだった場合はその主催者を秒殺するの!」
茜「うわあああああ!ガス抜きが間に合っとらんやないか!こんな話しとる場合ちゃうわ!はよスマブラするでスマブラ!スマブラするんで終わります!」
茜・葵「どうもありがとうございました」
あとがき
衝動性秒殺妹のガス抜き姉に決定する件がなかったらボツだったかも?
動画
この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください
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