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漫才台本「ラーメン大逆転」

琴葉姉妹のために書いた漫才の台本です(最後に動画がありますので御覧ください)

台本

茜・葵「はいどーも」
茜「twitterだらだら眺めて1時間。琴葉茜です」
葵「twitterじりじり炙って1時間。琴葉葵です」
茜「twitterのロゴでローストチキン作ろうとしてる!?」
葵「二人合わせて」
茜・葵「琴葉家です!よろしくおねがいします!」
葵「大逆転する展開ってやっぱアツいよねぇ」
茜「スポーツ観戦なんかでも1番盛り上がるのは大逆転するときでしょうねぇ」
葵「私の日常生活でも大逆転があったんだけど」
茜「ええやんええやん聞かせてや」
葵「その日はラーメンを食べに行ったんだけど」
茜「ほうほう」
葵「ラーメン屋でラーメンを普通に注文したの」
茜「ふむふむ」
葵「その時出てきたラーメンが、麺よりもナルトが多いタイプで」
茜「麺とナルトの立場が逆転しとる!!どうあがいても麺が1番多いのがラーメンのはずなんやけど!?」
葵「それを見た途端に私も一言言ってやろうと思って店長に話しかけて」
茜「まさかナルトのほうが多いなんて思いもせんからな。クレーム入れるのもしゃあないわ」
葵「あのー私のラーメンのナルトー、影分身しちゃってるみたいなんですけどー」
茜「やかましいわ!普通にナルト多すぎるんですけどとかでええやろ!」
葵「そしたら店長もギロって睨んできて言ってきたのよ」
茜「まあ普通に考えたら葵が意味わからんこと言うとるからな」
葵「うちのナルトは影分身じゃなくて多重影分身してるんで」
茜「どこでキレ てんねん!まともなやつおらんのか?」
葵「ナルトが多いのは認めるからとにかく食ってみろって店長は言うわけよ」
茜「店長からしたら味には自信があるって感じか」
葵「しょうがないから食べようと思って席に戻ったらあれだけあったナルトがスープに溶け出してんのよ」
茜「どういう状況?いくら柔らかい練り物とはいえスープに対する抵抗力だけはあるはずやろ?」
葵「まじで意味わかんないから店長に文句言ってやろうと思って」
茜「いったれいったれ!スープに溶け出すナルトなんて聞いたことないからな」
葵「あのー私のラーメンのナルトー、水分身だったみたいなんですけどー」
茜「前日にナルト読んだんか!?どうしてそこまでナルトの設定にこだわったクレームの入れ方してんねん!」
葵「そしたら流石に店長も申し訳なかったみたいで」
茜「逆に今までよう何も言われずに作り続けてきたもんやで」
葵「あ、ナルト溶けちゃいました?すいません合羽着せてあげるの忘れてて」
茜「ナルトを何やと思ってるんやその店長は!溶けるのも変やけど溶けるのを防ぐために合羽着て出てくるナルトはまじでわけわからんすぎるから」
葵「店長も悪気があったわけじゃないみたいだし、しょうがないかって私も思ってね」
茜「なんで納得してんねん!まだナルトがスープに溶け出した件は解決してへんで」
葵「店長もナルトがスープに溶け出したものを食べてもらうわけにはいかないって新しくラーメン作ってくれたのよ」
茜「対応は妥当かも知れへんけどやなぁ…」
葵「しょうがないから店内においてあるナルト読みながら待ってて」
茜「漫画のナルトもあるとなるとややこしい限りやでこの話」
葵「やっぱりラーメンは出来上がるのがはやいからすぐに次のラーメンが来たんだけど」
茜「ふむふむ」
葵「あまりにも大きい声でヘイお待ち!って言ってきたもんだからびっくりして読んでたナルト落としちゃって」
茜「あちゃー!やってもたな」
葵「ラーメンにザブンって入っちゃったのよ」
茜「最悪のシナリオや!」
葵「そしたらそのナルトがラーメンのスープに溶け出しちゃって」
茜「流石にファンタジーすぎるやろ!ヤギの胃液でできてんのかそのスープ!」
葵「うっわやっちゃったよ、どうしようなんて思いながら恐る恐る店長みたらなんか困惑した表情で」
茜「ん?」
葵「え、漫画のナルト、スープに溶けちゃったんですか?って言ってるのよ」
茜「怖すぎるやろその店!はよでろ!店長すら自分のスープの実力把握してないのやばすぎるから!」
葵「そしたらいろんなところから悲鳴があがって」
茜「なんやなんやどうしたんや!?」
葵「厨房の寸胴鍋に穴があいてスープがドバドバ出ちゃってんの」
茜「金属に穴空けるスープ!?それはもうスープじゃないですよ!?」
葵「さすがの私もそんな店みたことないから店長に一言言ってやろうと思って店長に詰め寄ってさ」
茜「そんなことしとる場合ちゃうねん!はよにげぇ!そのスープ触れるのもヤバそうなんやから」
葵「思わず言っちゃったね。日頃の鍋の手入れがなってないからあんなことになるんだよ!って」
茜「漫画が溶けるところ見てへんかったんか!?明らかに原因は鍋の老朽ちゃうって!」
葵「そしたら店長も泣きながらちゃんと毎日手入れしますって心を入れ替えたみたいでね」
茜「のんきか!寸胴鍋溶かしたスープがドバドバ出てきてやばい状態ちゃうんかい!」
葵「ああそれならお店の床も溶かしてそのまま地中まで流れていったから大丈夫だよ」
茜「そのスープは溶岩かなんかですかぁ?!」
葵「結局その後金属を溶かすスープってことでSNSでバズって大繁盛して大逆転っていう話なんだけどね」
茜「いやバズっても食われへんやろそんなラーメン!もうええわ!」
茜・葵「どうもありがとうございました」




あとがき

なんでこんなネタになってるんだろ・・・なんか書いてるうちにこうなっちゃいました。書き終わるたびに、なんかファンタジーすぎないか?とか思うことが多いんですよね。それが悪いってわけでは無いと思いますけど。ファンタジーすぎないか?って気持ちが茜ちゃんのつっこみにも出ちゃってますし

動画

この台本から作った動画です。どうぞ御覧ください


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