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“お寺喫茶”でくつろぎの時間を楽しむ、そんな人が増えています。

鎌倉・報国寺「竹の庭」のお寺喫茶についての記事をご紹介します。

お寺の境内はたとえ都心部にあっても、一歩足を踏み入れると喧騒から解き放たれ、静けさとやすらぎに包まれます。
こんな都心にあるのに…どうして?と思う方もいらっしゃるでしょう。
その理由のひとつが、多くのお寺で四季の自然を生かした境内や枯山水の庭園、時を積み重ねたゆったりとした空間を用意していることが挙げられるのではないでしょうか。

坐禅や写経などでは、そうした静謐な空間の中で自分を見つめたり、心を落ち着けてきたりしましたが、 近年では、境内の環境をより多くの皆様に楽しんでいただくために、檀家(門徒)以外の方でも楽しめる喫茶コーナーを設けたり、お寺で飲食を楽しめるイベントを行うお寺も増えています。

中でも有名なのが鎌倉の“竹寺”として名高い「報国寺」。そんな報国寺について「竹の庭」でお抹茶を楽しめる喫茶スペースに関する記事を見つけました。

詳しくはこちらをご覧ください

https://rurubu.jp/andmore/article/20808]

では、簡単にご紹介しましょう。

報国寺には、約2000本の孟宗竹がひしめく幻想的な「竹の庭」があります。その散策だけでも癒し効果がありますが、ここでは竹林の風景を堪能しながらお抹茶で一服できる喫茶スペースも用意されているんです。

空に向かってしなやかに伸びる孟宗竹に包まれた石の小道を歩いていくと、お抹茶が楽しめる「休耕庵」があります。竹の庭を眺めながら、ゆっくりとお抹茶を味わうと日常の喧騒を忘れて心からリラックスできそうです。

「竹の庭」は拝観券300円+抹茶券(干菓子付き)600円です。

枯山水の庭園も見事

福岡にもお茶と風景を楽しめる“お寺喫茶”があります!

とは言っても鎌倉まで行くのはなかなか難しいですね。

ご安心ください。実は福岡にもお寺喫茶が楽しめるところがあります。

それが福岡県糟屋郡篠栗町。霊場のまち篠栗には今でも宿泊や喫茶が楽しめる「宿坊」を用意したお寺が点在しています。

宿坊という言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんね。
宿坊とはお寺や神社のなかに用意された宿泊場所のことを言います。その起源は平安時代に遡り、寺社詣りが盛んであったにもかかわらず移動手段が徒歩が中心であった当時は、寺社に宿泊場所が用意されていました。
宿坊は当時、特権階級だけが許されていた「特別な場所」でしたが、鎌倉、室町にかけて一般庶民に広がり、江戸時代には宿坊への宿泊は民衆の楽しみのひとつになっていたそうです。

様々な交通手段でスムーズに移動でき、利便性の高い宿泊場所が増えた現代では宿坊は福岡県内でも数えられるほどに減少していますが、お遍路を目的にした参拝客が全国から訪れる篠栗町には明石寺(福岡県糟屋郡篠栗町篠栗3091)、延命寺(福岡県糟屋郡篠栗町篠栗3941)、三角寺(福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1903-7)などの宿坊が点在しています。

三角寺宿坊

他にも、坐禅や写経などを行ったあと、ゆっくりとお茶を楽しみながら住職とお話ができる場を設けているお寺もたくさんあります。

こうした場は檀家や門徒以外の人にも開放されているところも多いので、お寺にお問合せのうえ、お気軽にご参加ください。


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