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もう一つの縄文島に行ってみた

前回、あつ森から縄文好き(あつ森縄文人)を探しだした話を書いた。今回、その貴重なあつ森縄文人が作成した島に訪問をしたので報告する。あつ森界の縄文島同士の交易としてはおそらく世界初の出来事であろう。

島の名前は「はるしか島」。我が島「じょーも島」は縄文ぽい要素をとにかく集めて各所に配置しただけなのだが、「はるしか島」は縄文要素に加え、神秘性や物語性、さらにリゾート気分にさせる最高の縄文島であった。島主さんによれば「縄文に弥生が渡来してきた時代を舞台にした文化保護区リゾート」とのこと。

このレポートでその魅力が伝われるといいのだが果たして・・

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交易の船出は木彫りの舟で行きたかったが、ゲームの仕様上、飛行機で「はるしか島」へ向かった。もうね、上空からわかる半端なく作りこまれた島、遮光器土偶コーデの島主さんが手を振ってお出迎え。もう縄文テンション上がりまくり、ドキドキしまくり、いや土器土器しまくりであった。

と言うか、初めて訪れたこの日は島観光に夢中になりすぎて、ほぼ写真を撮り忘れました。なのでこれよりの写真は後日夢訪問をして撮影したものなのでご容赦頂きたい。

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島の構造としては、コンセプトが決まったエリアに区画されており、ディズニーリゾート(TDL)ならぬジョーモンリゾート(JML)である。TDL同様にエントランスから近い場所に商店が並んでおり、まずこのエリアを訪れることをお勧めする。ここで縄文服に着替え、縄文テンションをさらにぶち上げよう。

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島の南東には、この島の電力源となる風力発電地帯がある。他の島から送電されていないオフグリッドであることを示しており、現代的な要素ではあるものの、縄文ismを意識しているのだと思う。

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そこから北に進み、小道を抜けると山間に囲まれたストーンサークルで作られた場所が現れる。あつ森プレイヤーなら分かると思うが、岩の沸き潰しと言う技術を用い岩を密集配置させているのだ。凄く大変な作業で僕が断念したやつだ。ここはゲーム内なのに非常に神聖な場所に感じるのだ。すごくセンスを感じるというか、僕にはできない島造りだ。

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次に紹介する場所は、北の山岳部に位置するこの島最大集落のあるエリアである。

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島主さん曰く山の民が暮らす集落らしい。この集落という概念は「じょーも島」にはなかった。僕の島は島全体を一つの集落として考えていたため、住居の配置は分散型だ。一方「はるしか島」は各エリアの住民にコンセプトを持たせたコミュニティがある分散集落型なのだ。

この集落には縄文時代らしい要素が、ギュッと詰まっている。この集落の周辺は果樹が多く、この集落の暮らし方が容易に想像できる。

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また「環状列石」「野焼き場」が集落の広場に配置され、住宅の前には「交易」で手に入れた物品が置かれていた。この何気ない配置が、このコミュニティの生活感を生み出しているのだと思う。

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そして、これ見てください。落葉樹の前に石斧が置いてあるのですが、なんだかわかりますか?なんと「漆」を採取しているとのこと。この発想には脱帽です。グラフィックで表示できないものを間接的に表現するって凄くないですか?縄文人が何かのメッセージを土器に託すかのような執念。さすが「あつ森縄文人」である。

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また送り場には「屈葬」「土器棺」がさりげなくある。もう縄文の宝石箱状態なのだ。ひょっとしたら僕が気づいていない縄文要素が隠れているのかも知れない。

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次に紹介する場所は南の沿岸部に位置する集落。海の民が住むエリアだ。周辺の様子から魚介系を中心とした食生活であることが想像できる。

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この集落の長の家の前には豪華な貝塚もあった。「貝塚はただのゴミ捨て場じゃないぜ」と強い主張しているようで素晴らしかった。僕はここをプレミアム貝塚と呼びたい。

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このエリアの片隅には「ヒスイ海岸」もある。ここはシンプルな景観となっており、非常にロマンチックだ。

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次に紹介する場所はこちら。なんと「弥生エリア」。たぶん稲作の風景のある島はたくさんあると思うのだけど、弥生時代を意識した島は初めて見た。もちろん「やよい」はこのエリアの一等地に住んでいる。

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ここを弥生時代と言い切る背景として、縄文エリアの伏線があるからこそ成り立っている。実は縄文晩期と弥生時代の境も明確ではないので、「じょーも島」の古墳があることより全然違和感はないのだ。ちなみに縄文エリアは白い花が多かったのに対し、弥生エリアは赤い花が多い。この演出も素晴らしい。

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最後に、夢番地でこの島に訪れた時にチェックしてほしいのは、この島の住民だ。たぶん、いろんな島で起こっているあつ森あるあるだと思うのだが、同じ島でプレイする家族が、島のコンセプトに置いてけぼりになっているというもの。「はるしか島」も例外ではなく、旦那さんキャラ「いささも」さんの孤軍奮闘ぷりが微笑ましい。今風の服を着て縄文島をウロウロしているので是非声をかけてみてほしい。

ちなみに縄文沼にはまって、その熱量に家族が付いていけない状況の縄文あるあるを「はるしか島」は見事に体現している。

・・ちょっぴり心配である。

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今回紹介した「はるしか島」。縄文要素ばかりを取り上げたが、島クリエイトのセンスも素晴らしく、歩いているだけで気持ちの良い島だった。なんとなく始めた「あつ森縄文活動」だったが、本当に続けていて良かったと思う。

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僕のレポートでは、ごく一部分しか魅力が伝わっていないと思うので、あつ森をやっている縄文好きの皆さんは是非「はるしか島」に行ってみてください。本当に凄いので。

「はるしか島」
夢番地:DA-1699-7862-8916

※この紹介の内容は2020.12時点での情報であることをご了承ください。



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