ウマ娘の好きなキャラソンを語る

どうもこんにちは。ちゃっす。寒さも少しずつ和らいでくる季節ですね。

今回は箸休めとして、僕が普段プレイしている『ウマ娘』の好きなキャラソンを紹介していこうと思います。誰得?ってなるかもしれませんが、もともと自己満足でやってるnoteなので…備忘録みたいなものです。布教するつもりはございません。

そのため「ウマ娘って何?」「このキャラどんな性格でどんなストーリー?」という説明も全くしないので、軽く流してくださいまし。
あとあくまで現在(2022年2月27日)時点での選出ですのでこれからいくらでも変わります。ソロ曲無いキャラとかもいますし、今所持していないキャラの実態を掴むのは難しいので。
あと逆に「この曲入ってへんやん!?にわか乙」というのも受け付けておりません。むしろそこまで突っかかってくる人見てみたいけど。

あと諸々の敬称は略させていただきます。
語彙力無いので同じことばっか言うのは大前提。

ではどうぞ。

1.Exercise the Right/キングヘイロー

いやなんかでかくないすか。
曲のトラックを埋め込むの初めてやったのですが、いかんせんサイズがでかいですね。もうちょい小さくしたいのですがどなたか教えてください…

というわけで一つ目に紹介するのはキングヘイロー(CV.佐伯伊織)の『Exericeise the Right』。直訳すると『権利を行使する』。この曲は2月9日に発売されたCDに収録されておりつまり新作ホヤホヤなのですが、試聴動画が出回ったときからビビっと来ましたね。

私は私らしく 道を駆けるから
誰かではなく私が 誇れる勲章(もの)を
現在(いま)はまだ報われない 敗者だとしても
明日はどうかしら?
Exercise the Right

キングヘイローが持つ、不屈の信念。どれだけ笑われても出遅れても、顔を上げて前へ走り続けることこそが私の道なのだということを歌っています。めげないしょげないドラゲナイ。一見高飛車なお嬢様に見えてもその本質はド根性かつ泥臭い戦士であるところが彼女の魅力です。結構特徴的なキャラ声ですけど力強さが伝わってくるあたり中の人の歌唱力の高さに平伏します。

個人的にこの曲、好きなキャラソンの典型というか私が思う「キャラソンのお手本」だと思うんです。そうそうこれこれ!こういうのでいいんだよ!の集大成というかなんというか。
変に凝らずゲーム内のキャラクターのセリフに忠実に作られた(この曲に至ってはもはやコピペレベルだけど)歌詞、バイオリンの主張が強い壮大かつ疾走感のあるバトルアニメのOPチックなメロディー、ウマ娘というコンテンツ抜きにしてこの曲単体でも十分に成り立つかのような質感、ちゃんと伝わってくる「キャラクターの」歌声。
まさに王道って感じでシンプル故飽きることなく聴くことができます。
この辺のキャラソンにおける魅力の条件というのはまたのちほど。

2.楽園/マンハッタンカフェ

続いてはマンハッタンカフェ(CV.小倉唯)の『楽園』。このジャケットの左下にいる長髪の子です。普通の人には見えない不思議な存在「おともだち」と会話する、コーヒー好きのクールなウマ娘ですね。

静かな落ち着いた曲…かと思いきやこれまた結構駆け抜けるようなアップテンポ。それでいて彼女が持つミステリアスさ、儚げな雰囲気が深く表れている気がします。さっきの『Exercise the Right』が切り裂くような強烈な風だとすればこっちは静かな深海に沈んでいく感じですかね。奥行があってその空間にどんどん引きずり込まれていくイメージ。

果てなく駆け抜けて あの場所へ
幾千の風が 光へと散った
射抜くほどに速く あの楽園へ
連れて行って 逃がさないで
ねえ私を見ていて
This is my love song

歌詞も全体的にすごく詩的で、「ねぇ」という語りかけるワードが沢山出てくるものですからなんかこう、ゾクゾクしますよね(小並感)。もっと彼女のことを知りたいと思わせるような、お近づきになってみたいと思えるような妖艶さを感じさせる歌詞じゃないですかね!?御簾越しに誘ってくる平安貴族感ないですか!?知らんけど。
語りかけている相手が私たち(トレーナー)なのかその霊的な存在である「おともだち」なのか断言できませんが、それにしても彼女自身の魅力に惹きつけられるような、そのままゆりかごの中でで揺らされるような歌詞とメロディーではないでしょうか。
あとキャラソンでは定番ですけど曲の最初と最後にあるセリフも良きですね。ねだるようなささやくような、でも媚びすぎないこの声が絶妙。

3.はじまりのSignal/メジロマックイーン

お次はメジロマックイーン(CV.大西沙織)の『はじまりのSignal』。ゲーム内の一番最初のメインストーリーで配布される楽曲です。マックイーン固有の曲はまた別にあるので、厳密にはキャラソンではないのですが好きなウマ娘の曲なので入れました。

この曲の良い所はやっぱりその爽やかさ。クセのなさ。『ウマ娘』の「トレーナーと二人三脚でどんな困難も越えていく」という要素をストレートに歌い上げていて、聴いててワクワクするような曲です。曲名の通りライブの一曲目とかに聴きたい。

Let's go! Start! 駆け抜けて
今のこの時代を
さぁ輝こう もっと果てしなく
知らない(知らない)知りたい(知りたい)
もう諦めない
期待や夢を背中に乗せ(try again)

Let's fly high 飛び出そう 真っ直ぐ前を見て
さぁ踏み出そう最初の一歩
どんな(時も)みんな(一つ)君を待ってる
あの輝く夢のステージで色づくmagic

まああまりにもシンプルなものだから別にウマ娘じゃなくてもありそう、とか別にこのキャラじゃなくてもよくね、というとそれはそうなんですが…

でも私はこの曲はメジロマックイーン以外に考えられないと思います。彼女の名家の生まれとしての高貴さから来る固い意志。しかし決して周りを寄せつけない孤高ではなく、夢を叶えるためにチームメンバーやトレーナーと共に進むという大将・リーダー気質。そしてクールだけじゃない時折見せる愛嬌。時には先へと手を引っぱり、時にはそっと隣に立ってくれる。
凛とした感じと甘い感じが絶妙なバランスで合わさったキャラクターなんですよね。理想の愛されキャラの1つだと勝手に思ってます。

そんな彼女だからこそ、この曲はウマ娘としてレースを勝ち続けるという「意思表示」でもあり、これからトレーナーとしてウマ娘に寄り添っていく私たちへの一緒に行こうよという「誘い文句」でもありえるわけです。コンテンツのキャラクターというアイドル性とキャラクター自身の生き様を両方しっかり兼ね備えているというか。

現在ウマ娘は総勢70キャラぐらいいますけど、その中でメインストーリーの第一章にメジロマックイーンとこの曲を持ってきたのは本当に名采配ですね。何がなんだかって人はアプリを入れてみてください。

4.感情ノ黎明/ナリタタイシン

このイラストの手前の小柄な茶髪の子、ナリタタイシン(CV.渡部恵子)が歌う『感情ノ黎明』。こちらも好きな曲です。ちなみに私はまだゲーム内でゲットできていません。ガチャ許すまじ。

「雰囲気がロボットアニメのOP」という感想を見てなるほど言い得て妙だと思いました。激しいんだけどロックとは言い難く、疾走感はあるけどそれよりかはどこか哀愁を感じる曲調。歌うというより独白のような悲壮感が随所に散りばめられているような気がします。

走りながら求める
そうじゃなきゃ満たされないから
何も出来ないかもしれない それでもここにいるって
事実を信じたくて
溢れ出しそうな言葉すべて
速さに変えた先
新たな世界があるんだろうか

他の子より体格面で劣り、見下されてきた。そんな周りを走りで見返すために突き進む。身を削って、心を尖らせて、もがきながらも走り続ける。たとえ不安や苦しさに押し潰されそうとも…
育成したことないのでキャラの詳細がわからないまま語るのも恐縮ですが、彼女自身の危うさというか不安定な足場に一人たたずむ心象がよく伝わる曲だなぁと。こういう「あたしのことはほっといて!」系のキャラクッソ好きなんですよね~ツンデレとは少し違うけど警戒心が強い子の冷めた心が誰かと出会うことで段々和らいでいく過程にしか得られないものがあると思うんです、えぇ。

強がりではないけれどその奥底には揺らぎがあるのいいですね。これぞ曇らせの新境地。そういうストーリーなのかどうかはまた自分の目で確かめます。ガチャ…

5.My Against Fight/タマモクロス

最後はこちら、タマモクロス(CV.大空直美)の『My Against Fight』。関西弁でツッコミ気質、そしてこれまた小柄なキャラクター。ウマ娘界隈では中々ガチャに実装されないことで一時期ネタにされましたが去年の暮れにようやく登場しましたね。僕は引けませんでした。

てめぇ好きな曲の系統似てないか?とツッコミ入りそうですが好きなものは好きなんです。ザ・スポ根な熱い歌詞といい、シンセとエレキギターが上手く調和した華やかかつ痺れるようなスピード感溢れるノリといい、この曲もまたキャラソンの典型っぽいですよね。シンプルイズベスト、でもちゃんと”ウマ娘のタマモクロスの歌”だとわかる。これだけコンテンツが溢れる世の中で、一つ一つのキャラソンに個性をつけるのは凄いなあと改めて思いました(安直)。

未来への嵐その風向きを
決めるのは誰でもない自分だ
脆弱な呼吸のなかで
最後までこの想いは絶えずあるだろう
そうさ…抗ってみるんだ
世界への反逆だ
My Against Fight

歌ってる内容自体はさっきの『感情ノ黎明』と似たところがあるのですが、こちらはより直情というか明るさを感じさせます。勝負に臨む前の熱く滾るハートがよく出てるのかなと。小さい体躯というハンデを負っていることは承知で、それでも強い奴らに負けたくない、だからこそ「反逆」というのがよく似合うと思います。

ちなみに2番後のシンセのギュイーンからのギターソロが好きです。いいですか、シンセのギュイーンからのギターソロです。この曲に限らずですけどエレキの音色に寄せた電子音ってまた趣がありますよね。第2のギターみたいな位置づけで。軽音やってる身としてはこういうのはコピーの際中々再現が難しい所に感じますが…

6.【おまけ】キャラソンの要素

本当はもっと各曲について語りたかったんですが考えれば考えるほど言語化が難しくて激浅なコメントしか出てきませんでした。悔しいね!

そんなこんなで最後にちょろりとキャラソンを聴くときどういうところに注目するか、どういうところを好きになるのかというのを付け足そうと思います。至極当たり前のことしか書かないのでまあ軽く流してくださいな。

・メロディー(楽器で奏でられる部分)が好き
歌ってるキャラやもとの作品は知らないけど、かっこいい曲だから好き!ってことありません?アニメイトとかCDショップで店内に流れてきた曲に一目惚れならぬ一耳惚れした経験がある方もいるのではないでしょうか。それだけその曲がキャラ抜きでも完成度が高いということですね。
自分は激しい曲が好みなので、キャラソンにおいてもよく聴くものはどうしてもロック調のものに偏ってしまいます。ポップとかバラードはあんまり…

・キャラが好き
ド定番。キャー!このキャラが歌ってるー!ってなるのが一番の醍醐味です。上手くても下手でも、オラオラ系が歌う時は意外と可愛かったり、みたいなギャップも魅力ですよね。歌詞に惹かれたりするのもこのパターンか。詳しくは次の項目で。

・中の人(声優)が好き
なんだかんだこっちがメインという人が多そうですね。キャラソンを聴いたとき「うわ!これ○○さんが歌ってるのか!気づかなかった~」となるか「なんか所々中の人の素が見え隠れしてんな」となるか、そこらへんの塩梅は好みが分かれるところです。まあ人気声優の曲だと聴く側もどうしても意識せざるを得ないので100%キャラ声を求めるのは難しい——というかそもそもキャラ声保ったまま歌うのが無理難題すぎませんかね…?

キャラソンって考えてみれば不思議なコンテンツですよね。
アイドルがテーマのアニメでその劇中歌が——とかならわかるんですが普通のスポーツや恋愛もののジャンルでもポンポン曲が売り出されるのは考えてみると「なんでこいつらいっちょ前に歌ってんだ…?」となります。まあコラボ商品やキャラのイメージ香水を売り出すのと同じ感じの商売なんでしょう、知らんけど。
個人的には作品のキャラクターが歌っていたとしても”アニソン”と”キャラソン”は別物だと思います。アニソンの中にキャラソンが、という分類でもない。それぐらいキャラソンは「アニメ」とか「声優」とかとは独立したジャンルとして存在しているような気がします、知らんけど!!

難しい話はできないので今回はここまでです。
好きな曲シリーズはまたいつかやるかもしれません。真面目な内容の記事のネタがないので。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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ではまたどこかで。

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