古典ミステリまわりのアレやコレ3

今年刊行の始まったハヤカワジュニアブックス
コレをきっかけに古典ミステリを読み始めた方が多いと信じたい
ハヤカワジュニアミステリに出てくる用語を主に日本や現代では馴染みのない用語を解説します。

寝台列車
 寝台車・食堂車・客車等で編成される長距離の列車。格安の移動手段でもありましたが、一等・二等のコンパートメントをとれる上流階級の客にとっては旅行の一環でもあり、現代日本の四季島や瑞風のような優雅で豪華な列車旅だったようです。

 ・一等席、二等席
昔の列車は新幹線で言うグリーン車、指定席のように席によって料金が違いました。
 ・寝台車、コンパートメント
 ベット付きで1人または2人用の部屋に区切られた席。2人用は二段ベッドで上を使う人は昇り降りや揺れがちょっと大変だったようです。
 ・食堂車
 列車に食材を積み車内で調理をしていたので決まったコースメニュー以外でも、宗教や体調、好みによって料理を注文できました。
家庭教師
 家庭に住み込みで勉強のほか礼儀作法も教える仕事。
ガウン
 洋服の一種で膝あるいは床に届くような丈の長い衣を指す。
オリエント急行内ではガウンとしか言っていないですが、ナイトガウン・寝間着の事をさしています。
なのでプライベートな事をお聞きしますが、と前置きして色を確認しているのです。

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