往復声簡19日目|勇気あつめ。

朗読した声を贈りあう「往復声簡」をはじめてからの日記です。
「おうふくこえかん」と読みます。
はじめた想いや経緯はこちらに書いてあります。
https://note.com/fukushizu/n/nb24cabdf436b

4月22日(木)晴れ



朝。
カリンバとともに3冊の本をもって公園へ。

クラブハウス朗読では谷川俊太郎さんの「詩の本」からいくつかの詩を読みました。

「ここへいないあなたへ」を選んだわたしは、いろんなところから後押しがもらえるように動いている。

とにかく、一歩が重い。


朗読後には、往復声簡で贈る声を録音した。

「エルマーのぼうけん」も持っていった。

晴れてるし、気持ちがいいから、そのノリで母親へ読んで贈っちゃおうかとも思ったけれど・・・。

でも、母親から、実家にあったかどうかの返事がきていないし、
いま録音しても、贈りたくないしということで、朗読は見送った。

行動は先送り。



仕事に手を付けたかったので、
散歩は省略して、家に戻った。




昼。

仕事の休憩でごろごろしながら、カリンバをてきとうに弾いた。

自分が奏でる音にいやされる。よきよき。




夕方。

明日の社内発表会用に過去のプロジェクトの資料を2つつくった。

1つは、クライントワークの制作物についてで、もう1つは、社内で主催した勉強会についてのもの。

勉強会の資料に載せるための感想コメントを、参加者たちにお願いをしていた。

そのうちの1人から、コメントが届いた。

コメントは、わたしの活動や考えから彼が気づいたことが述べられ、わたしへの感謝で締めくくられていた。


なんだろうなあ。

過去の自分は、ほんとうにがんばってたんだなあ、と。

2回読んだら泣けた。


彼からのメッセージを読んで、むかしいっしょに飲んで「こういうことやりたいんです、どう思いますか?」って話をしたときのことを思い出した。

駅前の居酒屋。

あのとき、たまたま帰りの坂道でいっしょになって、わたしから「飲み行きませんか?」って誘ったんだっけ。

彼は、ノリよく応じてくれたんだ。

イケると確信したわたしは、「この取り組み、いっしょにやりませんか?」って誘ったんだよな。

いっしょにできたら、わたしが勉強になるし、たのしいから。



わたしは、自分が他人軸で仕事してきたように感じていて、それがつらかった。

けれど、彼のコメントには、何を言われても、自分が信じたこととかやりたいことをちゃんと押し通すわたしがいた。

それに、いっしょにやる人をちゃんと自分で選べている。




えらいなあ。

心配しなくてもできてたんじゃん。

まあ、いろいろ、やりすぎた反動で疲れちゃったんだろうなあ。


「また、飲み行こうね、ランチでも」と叶える気マンマンの口約束をした。




夜。

往復声簡に精をだした。



スパイスの本を読んでくれた人には、桃の缶詰をつかったデザートのおはなしを贈った。

またいつか続きを読んでほしいな。別の本でも、あなたの好きなもので大丈夫です。

わたしがニューヨーク旅行へいく時に、Zabar'sをおすすめしてくれた人には、ニューヨークいちの朝食についてのおはなしを贈った。

くるみ割り人形が好きだと言っていた人には、「くるみ割り」というおはなしを贈った。



母親へ会う土日がせまってきている。
でも、どう動こうか、まだふんぎりがつかない。



はじめに「きみの行く道」を朗読した声を届けてくれた人には、
「自分に勇気がほしくて読みました」と伝えて、「きみの行く道」の朗読を贈った。



受験生が、勉強をなかなかはじめずに漫画を読んだり片付けしたりするように、わたしは、往復声簡に精をだしました。

たくさんの人へ声を贈った。



わたしの練習に付き合ってくれる人には、
「これは練習です」と伝えて、「エルマーのぼうけん」の朗読を贈った。



往復声簡で、あつめた勇気をもって、

「あしたの朝、どんなふうに過ごしているのかをビデオで録って、お母さんに贈ろう」

と心を決めた。

時間がかかったけれど、決めた。

決まったんじゃなくて、わたしが、決めた。




届きたてフレッシュな状態の「おやすみ」を聴いて寝た。




届いた声:1つ
贈った声:6つ






わたしがやっていること。

🐷ダーマツ文庫📕好きな本をただひたすら声にだして読む朝の15分
毎朝、クラブハウスにて、自分の好きな本をただひたすら声にだして読む15分間をすごしています。
月~金曜日は7:45から、土日祝日はゆっくりスタートで8:45から。
クラブハウスのアカウントは「@damatsu」です。
(ブタのアイコンがでてきます)


往復声簡(おうふくこえかん)
手紙を送り合う往復書簡の、「書」の文字を「声」の文字に変えて。
好きな本を朗読した、わたしの声とあなたの声を送り合うのが「往復声簡」です。
https://note.com/fukushizu/n/nb24cabdf436b


Podcast「スキだから勝手にありがとう-オンラインエンタメを中心に-」
オンラインエンタメ作品を中心に感想をシェアし合って盛り上がってます。「観たよ!楽しかったよ!ありがとう!」を、アーティストや制作に関わられたスタッフの皆さんに伝えたい。リモート拍手を送りたい!そんな思いではじめたPodcastです。
note  https://note.com/sukiari
Podcast https://linkk.la/sukiari

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?