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詩|風をみる


散りゆくさくらは、舞い上がり

岩に落とされた影は、揺れていた。


花びらのカーペットに、大きな弧が現れる。


飛行機が描くニコちゃんマークは、

みるみるうちに消えていった。



種は離れることを決めた。

どこへ辿りつくかわからずとも、それで良かった。



風さん。あなたとわたし、どこかでお会いしてました?



また会えるいつかまで

気の向くままに、吹いて、吹かれていきましょう。




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