往復声簡21日目|聴いてもらったから、こんどは聴く番。

朗読した声を贈りあう「往復声簡」をはじめてからの日記です。
「おうふくこえかん」と読みます。
はじめた想いや経緯はこちらに書いてあります。
https://note.com/fukushizu/n/nb24cabdf436b

4月24日(土)晴れ


朝。

昨日の開放感と達成感、ひきつづき。


クラブハウスでお坊さんに、母親へ動画と朗読した声を贈ったことを報告した。

あと、往復声簡に興味をもってくださったので、noteを案内した。

お坊さんとの間で、あたらしい遊びがはじまるのなら、それはわくわく。



ダーマツ文庫。

晴れやかな気持ちで、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」を詠みあげた。

そして、昨日はぐずぐずしながら読んだ「きみの行く道」をまた読んだ。

母親との関係において、わたしは、昨日、扉を開けたところ。

一歩を踏みだしたら、体の重心が移動して、また次の一歩が出ていく。

やっと動き出したんだから、そうそう止まらないだろうな。

そういうイメージがある。

わたしの行く道には、先があるのです。



朗読おわりのフリートークでは、自分がたくさんのあと押しと勇気をいただいたことへの感謝をはなしました。

聴いてくれた人が、あと押しがほしいときには言ってください。

無責任に、めいっぱい、あと押しするし、勇気を分けます!!!本気!




おなかが空いて、10時30分くらいに、ごはんを食べた。

冷蔵庫にあった新玉ねぎとたまごとしょうがやら、とりあえず家にあるもので、サラダとスープをつくった。

クラブハウスでは、カリンバの心地良い音色が流れていて、なにを話すわけでもなく、その時間と空気を共有できる相手がいて、とても気持ちいいな~って感じた。


実家へ帰るなら、夜ではなく明るいうちについて、環境に体をなじませたいなと思っていた。

交通経路をしらべたら、もうでなきゃ、ってタイミングにいつの間にかなっていて慌てる。

そんなに持っていくものはないので、すぐに荷物をまとめて、家をでた。


電車を乗り継いでゆっくりと向かった。

東京の近くは人で混んでいたけれど、都心から離れれば離れるほど、人が少なくなって、電車のなかも過ごしやすかったなぁ。

その時間をつかって、激動の今週の日記を書き進めていった。

たくさんのことがありすぎて。。。


Podcastをいっしょにやっているチャパタイさんとコマジメさんとも連絡をとりあっていたので、今回の帰省が自分的・大ごとであることを伝えたら、応援してくれた。



夕方、地元駅へ到着。

迎えにきてくれた母親の車へ乗る。

「100均よっていい?」と聞かれ、「いいよ」とこたえる。


母親は、花の苗を2つ買った。



家について、母親と別々の部屋で過ごしていたら、弟がかえってきた。

わたしが帰省することを知らなかったらしい。まじで。お母さん、言ってなかったのか。

互いの近況報告をしあって、弟のあれやこれやもきけて、えーってこともあって、笑えた。でもちょっと心配。

うまいこと、元気でやってくれ。


夜ごはんは、生しらすとゆでしらすを白米にのせて食べた。


食べながら、母親に動画と声の感想を聞いてみた。


「東京なのに、鳥の声がするんだなと思った」


意外な反応だった。

そこを聴いてくれてたんだなあ。


「朗読した声をきいてどう思った?」

「いいんじゃない」


ん? どう「いい」のだろうか。

往復声簡をいっしょにやることに対して、「いい」と言っているのか?

しかし、つっこんで聞いていくと、なんか言葉が荒くなりそうだなぁとおもって、深ぼるのはやめた。



「あんたを生んで育ててるときは、本当に大変だったの。
仕事もたいへんだったし、体もたいへんだった」


これは、わたしが贈った「おかあさんとあそんだ記憶がない」へのアンサーだと思う。


ろくでもない元旦那(わたしの父親)の悪事も聞かされ、母親が生きてきた世界が見えた。


わたしはいままで、わたしの世界に生きている母親、として彼女をみていたので、「なんでこんな言い方?」「なんでこんなこと言うの?」「なんでこんなことするの?」が積もっていたし、もちろん感謝はするけれど、近づかずにいた。

当たり前のことなんだけど、この人はこの人で自分の世界があり、その世界のなかで生きてきたんだなぁと思えた。


そうすると、わたしは友人には相手を尊重して話すのに、母親にはそれができていなかったな、と気づく。

近い母親としてではなく、一人の人として接したほうが、うまくいきそうだ。

まぁもともと距離はとっていたのだけれど、見方を変えようと思った。




過去に母親から言われて嫌だったことを、伝えたら、覚えていなかった。

「誰がそんなこと言ったの?え、わたしが?」と、まじな顔して言ってた。

そんなもんだよね。わたしが嫌だと思っていることは、これからは言わないようにしてほしい。



母親は話していると、すぐに怒ったような口調になる。

心配していても、困っていても、喜んでいても、表層にあらわれるのは、怒っている状態なんだな、ということが、自分が冷静になったら見てわかった。

子どもみたいだな。。。


母親が、墓のこととか、ほかの家族のことも話してきた。

怒っていても、怒っていない時が8割だとわかったので、わたしは話しを聞くのが楽になった。

わたしは声を贈ったことで、言いたいことは言えているので、今度は自分が聴く番だよねとも思うし。

まぁ、話すだけでは、解決はしないことだらけだけど。

わたしが、態度をゆるめて、素直な言葉を言ったから、相手も、話してくれたんだろうなと思う。


素直、だいじ。

ゆるめると良いことだらけだなぁ。




そのあと、弟と再び話をした。

母親が不安に思っている項目を全共有。暗躍する姉・わたし。

そんなことしてたら、弟だけが知っていた父親の悪事のことを弟が思い出してしまい、わたしに共有してきた。なんてこったい。

あんたよく一人で抱えてきたね。


あとは、わたしが日頃やっているクラブハウスでの朗読や往復声簡のことをはなしたら「行動しててすごいなって思う」といってくれた。

ありがと。また、次、会ったときに進捗いうわ。







母親は、あまりに人に話を聞いてもらってこなかったのかもしれない。

だから、自分の感情と顔や言葉にでるものが、不一致というか、ガチャガチャしちゃっているんじゃないかな。

なんでも怒りで出すのは自分も疲れるだろうに。


「話すことができると、聞くこともできるようになる」って、最近、篠田真貴子さんがインタビューか会社のサイトで話しているの見たんだよな。


母親が、いやされて、ゆるんでほしい。

ゆるゆるになってほしい。



それが、往復声簡で叶えられたらサイコーなわけです。




届いた声:〇

贈った声:〇





わたしがやっていること。

🐷ダーマツ文庫📕好きな本をただひたすら声にだして読む朝の15分
毎朝、クラブハウスにて、自分の好きな本をただひたすら声にだして読む15分間をすごしています。
月~金曜日は7:45から、土日祝日はゆっくりスタートで8:45から。
クラブハウスのアカウントは「@damatsu」です。
(ブタのアイコンがでてきます)


往復声簡(おうふくこえかん)
手紙を送りあう往復書簡の、「書」の文字を「声」の文字に変えて。
好きな本を朗読した、わたしの声とあなたの声を贈りあうのが「往復声簡」です。
https://note.com/fukushizu/n/nb24cabdf436b


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