注意や指導

人を注意する、指導すると言うことは非常に難易度が高い。

なぜなならば、せっかく本人の為を思って発言したとしても、言い方一つで不快に思われたり、嫌われたり、時には喧嘩や絶縁も有り得るからだ!

もちろん、人の事を指摘するからには自分ができていないといけない。

自分の事を棚にあげて人の事をとやかく言っているような者は論外だ。

指摘するからには間違ったことを教えてはいけないと言う責任も重く乗しかかってくる。

だから私は、人を注意することを余りしない。

よく注意をされる側だ。

私は、大人しく気弱そうに見えて言いやすい。

だから絶対に間違ってるやろ!?あんたも出来てないがな!八つ当たりか!と言うような内容の指摘もたくさん受けてきた。

そんな中、指摘をされた時に反省をし、感謝し、さらにやる気も出た!そのような出来事があった。

八年前くらいだったと思う。

大先輩がご飯をご馳走してくださった時の事だ。

緊張しながら出てきた料理を賞味していると、

「俺のことは気にしなくていいし、緊張せんとお腹いっぱい食べや!」

優しく声をかけてくれた。

そして、

「食べるときな、箸は綺麗に使うように練習したほうがいいのと、綺麗な食べ方を意識したほうがええよ!じゃないとグルメ番組の仕事無くなるで」

当時、私はグルメ番組の仕事はしていないし入る予定も無い。

今に至るまでも無いのだがそれは置いておこう(笑)

よくある指摘の仕方だと、

「食べ方が汚いからグルメ系の仕事なんて一生無理や」

「こんな食べ方やから仕事もらえんねん!」

「箸ちゃんと使え」

みたいなのだ!

この言い方はあってはいるものすごいムチだ。

でもその先輩の言い方だと

その食べ方や箸使いがネックになって、グルメ番組の仕事は厳しいで、でも直せば可能性は有るよ。そのように感じられた。

そもそも、箸使いが綺麗でも食べ方が綺麗だったとしても私がグルメ番組に出る可能性があると思う人なんていない!

だから嬉しかった。

綺麗な食べ方をマスターしてグルメ番組に出たい。

そして、いつか大先輩と御飯を食べに行き、成長したところを見せたい。

できれば、ハンバーガーショップがいい!

いや、びびらんと箸使うとこ行けや!!

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