違う視点や価値観が欲しいのなら

Stand. FMで配信しました。

7分ほどの配信です。
これ↓をタップすると聞けます。

今日は
“違う視点や価値観が欲しいのなら”
というお話をさせていただきます。

自分で考えているだけでは、
煮詰まっちゃって
新しい考えが出てこないことってありますよね。

そんな時に、
知っておいて損はないことがあります。

それは、
ウィークタイズという言葉。

「ウィークタイズ理論」
という言葉をご存じですか?

ウィークタイズとは「弱い絆」という意味です。

1973年にスタンフォード大学の
マーク・グラノヴェッター氏が
論文で発表した理論のことです。

これによると、
毎日顔を合わせるくらい強い絆でつながる人間関係よりも、
適度に顔を合わせる程度の人間関係の方が
有益な情報をもたらしてくれるとされています。

実際に、
転職する時に役に立った「ツテ」や「コネ」を調査したところ、
84%の人が
「稀にしか顔を合わせない人の方が有益な情報をくれた」
と答えているんです。
 
日本では、
家族や恋人や親友
仕事関係も含めて
社会的つながりが密接になりやすくて
人間関係に縛られることがしばしばありますよね。

このような
繋がりのことを
ストロングタイズと呼びます。

ストロングタイズは強い信頼関係があり、
安心感を与えてくれるものです。

しかし、ストロングタイズでは、狭い人間関係のため、
新規の探索にはあまり適していないようです。

様々なチャンスは
薄く弱い人間関係によって繋がれた、
ウィークタイズによってもたらされることが多い
ということが示されているんです。

なんでかっていうと、

違う
客観的視点・価値観から問題解決できる。

問題解決には
様々な情報を取り入れながら、
より多くの視点が必要ですよね。

ウィークタイズな人間関係で
異なる環境、
異なる考えを持つ人がいれば、
おのずと
自分と異なる視点や価値観を知ることができますよね。

それに
氣軽に相談できる
面もありますよね。

身近な人だとちょっと・・・
ってことも、
ウィークタイズな関係であれば、
利害関係がないのでフラットに話せて
そのうえ危険性も低くて、
心理的にも話しやすいですよね。

例えば、転職を考えたとき、
相談したことに「利害」が生じると、
相談しても
客観的な意見はもらいにくくもなります。

最終的には、
ストロングタイズな関係の人にも
話すことになりますが、
筋道をつけるまでは、
客観的な意見が必要なので
ウィークタイズな関係の人に
相談する方がいいですね。

今まで強い絆しか築いてこなかった人は、
弱い絆を築くために新しい交友関係を作ってみてもいいですね。

弱い絆だから、
出入りも軽快にできますしね。

そんな
ウィークタイズな関係を上手に使っていくと
自分の見えている世界や
価値観が一氣に変わる
可能性がありますよ。

今日は
“違う視点や価値観が欲しいのなら”
というお話をさせていただきました。

フォローやいいね、コメントやレターも大歓迎です。

では、本日も皆さんがご自分の人生を生きられることを祈っています。

今日も、
楽イキで生きましょう。

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