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フクロウラボの振り返りミーティングを覗いてみる

はじめまして、フクロウラボでバックエンドエンジニアを担当している満江と申します。

今回はフクロウラボで定期的に行われている振り返りミーティングについての記事となります。
フロントエンドエンジニアの加藤にインタビューをしたので早速紹介していきます!

振り返りミーティングとは?

ーー まずフクロウラボで実施している振り返りミーティングについて教えてください。

加藤 はい。まず振り返りミーティングは2週に1度行っております。
1スプリント2週間で区切っているので、そのスプリントが終了した翌日に振り返りミーティングを設けていて、2週間で見つけた良かったことや改善すべきことをシートに記入しています。
記入された内容をもとにそれぞれ深掘って振り返りを行なっています。

またKPTに似た方法をとっているのですが、KPTに遵守しているわけではなくて、フクロウラボでは独自に"良かったこと"という項目を設けていて、
その2週間の単純に良かったこと、「あのメンバーのこんな活動がよかった」とか「バグが減ってよかった」とか、もう感想に近いようなものまでそこで挙げています。
言われたメンバーは嬉しいし、システムが良くなっているんだったら「いいねいいね」と盛り上がっています。

加藤:
2020年入社、フロントエンドエンジニア。好きなフレームワークはReact.jsで、最近はRaycastのextension開発にハマっている。

ーー 良かったことを褒めることでその後のProblemが発言しやすい雰囲気になるので結構大事なことですよね。

印象に残っているKeepやProblem

ーー ではもう少し踏み込んだ質問になるのですが、直近印象に残っているKeepやProblemはありますか。

加藤 直近ですと、見積もりが甘いっていうProblemが挙がりました。
話し合った結果、「結局そういうもんだよね」と落ち着いてしまったんですが、それでも一応「ガントチャートをしっかり作りましょう」や、「プランニングポーカーを導入してみよう」といった案は挙がりました。

ーー 確かに見積もりが甘いというのはどの会社でも起こりうる問題ですよね。
こういった解決が難しいProblemに対してみんなで議論するってのは非常に大事だと感じます。

加藤 そうですね。「こんなProblemでいいのか?」みたいな意識は私たちのチームには無いので、ちょっと言いづらそうなProblemでも抵抗感なく挙げていて、それを受けるメンバーもそれを個人の問題とせずに、みんなで解決策を話せているので、すごく開放感があるじゃないですけど、何でも言いやすい雰囲気になっていると思います。

ーー 全員が共通で認識している問題ってよりは、個人が感じた違和感みたいなものを挙げる場面があって、普段気づかないようなProblemが挙がると、「確かに・・・」と感じることが度々あるので、言いやすい雰囲気って大切ですよね。

加藤 もちろん全員が認識してる問題みたいなものも挙がるんですけど、そこはすごく粒度がバラバラでいいなと思います。

振り返りミーティングの所感

ーー では次に振り返りミーティングをやって良かったことだったり、これはちょっと改善した方がいいなみたいなことがあれば教えてください。

加藤 はい、まず良かったことについて先ほどの話とちょっと重複してしまうんですが、明示的に誰かを褒めることができる場所があるのは、良いなと思っております。
2週間に1度、必ずこういう時間が設けられていることで、どんなことがあったか2週間振り返るんですよね。

他のメンバーの行動を注視しようという意識も高まりますし、「どんなProblemがあるかな」,「どんな些細なことでも改善できるものはないかな」という意識が働くので、自分のセンサーの感度が上がり、とても良いことかなと思ってます。

また振り返りミーティングに対しての改善点はチームの中でも挙がっており、いつもProblemを挙げ議論してTryを決めるのですが、
Tryとして挙げたものの、ちゃんとそのTryが実行できているかという観測ができていないという問題が挙がっています。
Keepに関しても同じで、良かったことを継続するために溜め込んでいるのですが、それも振り返れていないですね。

ーー ミーティング系って、実施することが目的になりがちですよね。

加藤 そうですね。もちろん今話している問題も解決しようとしていて、
その、溜め込んでいるKeepをBotを用いてランダムにSlackに流したり、プルリクエストのテンプレートにKeepへのリンクを貼って実装や設計に関するKeepを参照してもらうような案が挙がっています。

この問題に対する対応としてまずは、視認率を上げるところを改善したいという話があり、BotがSlackに投稿したり、プルリクエストにリンクを貼ることをまず施策としてやろうとしています。

ーー なるほど、面白いですね。

振り返りミーティングの改善点

ーー 他にも振り返りミーティングに対しての改善点はありますか。

加藤 そうですね。開催するまでのバッファーが2週間あるんですが、その間定期的にみんながProblemだったりKeepを記入するといいんじゃないかなと思います。
今はどちらかというと、振り返りミーティングがある30分前とか15分前とかギリギリで記入する人が多くて、多分忘れちゃうと思うんですよね。

2週間に起きたいろんなことを思い出せるのってよっぽど大きなことか直近で起きたことだと思うので、何か気づいたときにすっと、その振り返りシートのProblemに記入できるようにしていくと、もっとフレッシュな問題点が挙がるのではないかと思います。

ーー 確かに今言われてその通りだなと思いました。本当にそうですよね。リアルタイムに書いた方がいいですよね。

加藤 そうですね。それもやはり振り返りミーティングを管理しているシートへの導線が遠いんだと思っており、
例えばSlackからKeepやProblemを追加する仕組みが作れたら、そういう問題も少し解決する気がします。

ーー なるほど。まだまだ改善するところはたくさんありそうですね。

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