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季節を楽しもう 端午(菖蒲)の節句

2021/05/05
今日は端午の節句です。菖蒲の節句とも呼ばれ、菖蒲=尚武に通じることから、江戸時代に武家で盛んに祝われるようになりました。

5月5日は「こどもの日」としても親しまれています。国民の祝日に関する法律では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定められています。

菖蒲はその葉が刀のように見えることから、妖魔を斬り払う力を持つと考えられていたそうです。菖蒲には疲労回復や精神安定、血行促進などの作用があり、端午の節句には香り爽やかな菖蒲湯に入る習わしがあります。

〈端午の節句の行事食〉
○柏餅
柏は新芽が出てから古い葉が落ちます。そのことから「子孫を見るまで死なない」「家の系統が絶えない」に繋がり、柏の葉で餅を挟んだ柏餅は子孫繁栄の縁起物として用いられます。
○鰹(かつお)
勝男に通じる縁起物で、端午の節句の頃は初鰹と呼ばれる旬の魚でもあります。煮付けや揚げ物、酒盗の他に、薬味をたっぷりとのせたタタキや刺身でいただいても美味しいです。
○鰤(ぶり)
成長に合わせて名前が変わる出世魚の代表格です。天然物は「寒ぶり」と呼ばれるように冬が旬ですが、養殖物は夏が旬になるそうです。
○鯛(たい)
「めでたい」に通じ、色も紅くておめでたい魚です。お祝いの席には尾頭つきの塩焼きで供される事が多いです。
○筍(たけのこ)
竹のように真っ直ぐにすくすく成長してほしいとの願いがこもった縁起物です。筍ご飯や木の芽和え、天ぷら、煮物など、色々な調理法があります。

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