ふくろ猫の「日本の四季」

三児の母。薬膳コーディネーター。好きなことは日向ぼっことお散歩。不苦労・福老をめざして…

ふくろ猫の「日本の四季」

三児の母。薬膳コーディネーター。好きなことは日向ぼっことお散歩。不苦労・福老をめざして、日々奮闘中。

最近の記事

国民の祝日 秋分の日

2024.09.22は秋分の日です。国民の祝日に関する法律では、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」とされています。秋のお彼岸の中日でもあり、太陽が真東から昇り真西に沈みます。この世(此岸)と悟りの世界であるあの世(彼岸)が最も通じやすくなると言われており、この時期に先祖供養をするようになりました。 ご先祖様は何人くらいいらっしゃるのでしょうか。1代前は父母の2人、2代前は祖父母の4人、5代前だと32人、20代前になると約100万人もいらっしゃいます。人類の始まりから

    • 季節を楽しもう 十五夜

      旧暦8月15日は十五夜です。この日、秋の澄んだ夜空に輝く月は中秋の名月とも呼ばれます。その美しい姿を愛でながら、稲穂に見立てたススキや満月に似せたお団子をお供えして収穫に感謝しお祝いします。特に芋類の収穫を祝うので「芋名月」と呼び、さつま芋や里芋などをお供えすることもあります。 旧暦は、明治6何に太陽暦が採用される以前に使われていた、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた「太陰太陽暦」の事です。新月を月の一日としており、現在使われているグレゴリオ暦

      • 言の葉遊び 季節の詩

        梅雨明けて 蝉のシャワーが 全開に 今年は梅雨入りが遅く異常気象の四文字が頭を過りましたが、梅雨明けはほぼ平年並み。梅雨明けと同時に一気にセミ達も鳴き始めました。季節の音に今年も出会えたことを感謝する毎日です。

        • 言の葉遊び 季節の詩

          若葉萌え 道はずみ行く 二年生 仕事に行く道すがら、小学生とよく出会います。 緊張の抜けきらない一年生が真面目に歩いている横で、すっかり慣れた2年生達はワイワイはしゃぎながら登校しています。

          言の葉遊び 季節の詩

          嵐吹く 心を晴らす ヒヨの声 好ましく思えない目覚め方をして、心が掻き乱されていた晩秋の朝。キンと冷えた空気と秋らしい澄んだ青空に慰められながらも、まだ立ち直れずにいました。 そんな時、ヒヨドリが「ヒーヨ!ヒーヨ!」とけたたましく鳴き交わしているのを聞いて、ようやく心の雲が払われていくのを感じました。 鬼は大きな音を嫌うと言います。私の暗雲を晴らしたヒヨドリの大声にありがとう。

          国民の祝日 敬老の日

          9月第3月曜日 今日は敬老の日です。内閣府のホームページでは「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。」と敬老の日の趣旨が書かれています。 敬老の日の始まりは、昭和22年(1947年)に兵庫県多可郡野間谷村で行われた敬老行事でした。その後兵庫県で昭和25年9月15日を「としよりの日」としようとする敬老・福祉の県民運動が起こり、翌昭和26年には、中央社会福祉協議会が9月15日から21日までの1週間を運動期間として全国運動を提唱。昭和38年に老人福祉法において「

          国民の祝日 敬老の日

          言の葉遊び 季節の詩

          秋の雨に あらわれ青空 色も濃く かすかに秋の気配を感じるようになりました。秋の季節の雨上がりは空気が澄んで、青空が清々しく気持ちが穏やかになります。 青色には神経を落ち着かせる効果があるそうで、ぼんやりと青空を見上げているとリラックスしてくるのを感じます。落ち込んだ時こそ、上を向いて歩いてみよう。自然の恵み、ありがとう。

          言の葉遊び 季節の詩

          季節を楽しもう 彼岸

          令和五年九月 もう直ぐお彼岸ですね。秋分の日を中日とし前後3日を合わせた7日間を秋のお彼岸と呼んでおり、2023年は9/20〜9/26になります。お彼岸は、悟りの世界(パーラム)に渡る(イター)ための修行をする期間です。サンスクリット語でパーラミター(波羅蜜多)、これを漢訳した到彼岸を略して、日本ではお彼岸と呼ばれるようになり、お彼岸は春と秋の年2回あります。 お彼岸の頃に咲く花に彼岸花があります。土手や畦道、お墓などで、花火のような赤い花を咲かせているのを目にされた方もい

          季節を楽しもう 彼岸

          言の葉遊び 季節の詩

          熱帯夜 明けて朝顔 ほえぬ朝 夜も25℃以上の暑さが続く熱帯夜。寝苦しくて朝も気怠さが残っています。いつもなら元気よく「ガオー」と叫ぶが如く咲く朝顔も、あまりの暑さに少し項垂れている様でした。

          言の葉遊び 季節の詩

          葉月の行事と風物詩

          立秋:「二十四節気」⑬ 山の日:「国民の祝日に関する法律」8月11日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。 迎え火:「年中行事」旧暦7月13日 お盆:「年中行事」 終戦の日:8月15日 送り火:「年中行事」旧暦7月16日 処暑:「二十四節気」⑭ 二百十日:「雑節」立春から数えて210日目 9月1日ごろ。台風の近づく季節。 白露:「二十四節気」⑮ 八朔(旧暦8/1)

          言の葉遊び 季節の詩

          梔子の 香にまだ梅雨と 気付かされ 雨もさほど降らず、暑い日が続いています。うっかり夏本番かと勘違いしてしまいそうですが、梔子(くちなし)の香りでまだ梅雨の時期であることを思い出しました。

          言の葉遊び 季節の詩

          露置きて 輝きませる 紫陽花や 今年も梅雨に入り、外出が億劫なお天気も増えてきました。そんな中、雨にしっとり濡れる紫陽花が何とも言えず風流で、雨の日も良いものだと思えました。恵みの雨であって欲しいと願いつつ、傘とお散歩を楽しむ今日この頃です。

          言の葉遊び 季節の詩

          水無月の行事と風物詩

          更衣:6月1日 芒種:「二十四節気」⑨ 入梅:「雑節」太陽黄経80° 梅雨(五月雨)に入る季節。 香淳皇后例祭:「宮中祭祀」 香淳皇后の崩御相当日に皇霊殿で行われる祭典(陵所においても祭典がある。) 父の日:6月第3日曜日 夏至:「二十四節気」⑩ 節折:「宮中祭祀」6月30日 天皇陛下のために行われるお祓いの行事 大祓:「宮中祭祀」6月30日 神嘉殿の前で,皇族をはじめ国民のために行われるお祓いの行事。 大祓:「神道儀式」6月30日 記紀神話に見られる伊弉諾尊の禊払いが起源。

          水無月の行事と風物詩

          言の葉遊び 季節の詩

          薫風に つい踊る葉と 木漏れ日や 瑞々しい若葉が爽やかな季節。初夏の風に葉がそよそよと揺れると、地面では木漏れ日が輝き跳ね回ります。 陽と葉の踊りを見ているだけで気持ちが明るくなるのは、私も初夏の陽気にうきうきしているからでしょうか。 お互いがあるからこそ生まれる自然のダンスに、歩みも軽やかになる散歩道です。

          皐月の行事と風物詩

          八十八夜:「雑節」立春から数えて88日目 霜の季節の終り、晩霜への注意を告げる。 憲法記念日:「国民の祝日に関する法律」5月3日 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。 みどりの日:「国民の祝日に関する法律」5月4日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。 端午(菖蒲)の節句:「節句」5月5日 こどもの日:「国民の祝日に関する法律」5月5日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。 立夏:「二十四節気」⑦ 母の日:5月第2日

          季節の手仕事 桜の塩漬け

          春とともに訪れる桜の花。早咲きの河津桜や寒緋桜に始まり、お花見でお馴染みの染井吉野が吹雪となった後に、遅咲きの八重桜が花開きます。 桜は花を愛でるだけでなく、実も葉も樹皮も、余すところなく恵みをくれる木です。 初夏の果物さくらんぼは桜の実で、佐藤錦をはじめ様々な品種が育成されています。八重桜の”関山(かんざん)”の花は色も濃く豪華な花振のため、好んで塩漬けにされ、お祝いの席で桜茶として振る舞われます。“大島桜(おおしまざくら)”の葉の塩漬けは桜餅に使われます。桜を塩漬けにし

          季節の手仕事 桜の塩漬け