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健康の結論を読んで2 「長時間労働時代」から、「長期間労働時代」へ

この70年ほどで日本人の平均寿命は約30年も伸びた。


このままいくと国内では2050年までに100歳以上の人が100万人を超えるという予測があるそうだ。(国連推計)


以前、落合陽一氏が「ワークアズライフ」(睡眠時間以外は全て仕事で、仕事=趣味の生活)という概念を提唱したが、最近はその考え方が一般のサラリーマンレベルにまで浸透しつつある。モチベーションのある人は中高生でも起業する時代だし、定年後に新たなビジネスを始める人だっている。

年齢で自分の可能性を限定しなくていい素晴らしい時代である。

ただし、これも「健康であり続ける」ことが条件となってくる。
体が資本、である。

今はバブル時代とは異なり、22歳から働くと仮定して、70歳まで働くとすれば、約50年間も働くことになる。
24時間ぶっ続けて働けばよかった「長時間労働時代」から、
50年ほど働き続けることを考慮した「長期間労働時代」に変わったのだ。

この人生の時間軸の変化に気づかずに旧来通りの価値観で働いていると、今後体も心も持たずに失速してしまう。


バブル時代が終わった1999年以降、失業者や経済的に苦しくなった人が増えてうつ病患者が急激に増加したと言われているが、技術進化、AIによる代替で、以前とは比べ物にならないくらいの現象が起こると予測される。

例えば、国内有数の自動車産業で大手の下請けをしている工場はEV・自動運転が普及したらどうなるか。

「いや、わかるけどそんなのだいぶ先の話」
「とはいえウチはまだ大丈夫」
と思うだろうが、そんな悠長な話ではない。

こういう話しをすると、将来に希望が持てなくなる
と感じるだろうがそうではない。

産業や国の影響によって個人の人生が左右される時代も終わった、という事だ。


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