お金の話 6 雇用から自由になり自殺者が減る。会社も個人も社会にもメリット、それが〇〇
暴動を起こさずにどうやったら社会システムを変えられるか。バタバタする期間を最小限に抑えながら、若い人たちが幸せになれる社会をどうやって実現するか。
暴力に頼らない方法としてベーシックインカム(BI)が有効だと思っています。
毎月無条件に生活費が数万円貰えるという制度ですが、世界的に真面目に検討されています。
このベーシックインカムには非常に可能性を感じています。というのも、その最大のポイントが「ベーシックインカムが実現することで不安から解放されるのではないか」という点。
ベーシックインカムで毎月無条件にもらえる金額としては今のところ7万円くらいなら可能だという試算があります。詳しくはこちらのベーシックインカム案に書いてあります。
月7万円というのは一見低いように思えます。それだけだと東京では生活できないでしょう。もちろん社会の負担を増やせば月20万とかもできるんですがそれだと反対者が多くなって実現自体が難しくなってしまいます。最初は7万円くらいから始めて徐々に様子を見ながら金額を上げていくのが現実的だと思います。
それでも2人暮らしなら14万円。住む場所を選んで節約すればなんとかなるんじゃないでしょうか。
40代50代の正社員も、一部の優秀な人を除いて大部分は要らないんですが、ただ法律上首が切れないから会社に居続けている。
反対に、本来正社員になって能力を発揮するべき20代30代の若い優秀な人材が社員になれない為、責任のある仕事を任されずに成長できない。
そうやっていくのが今の日本社会です。
生産性が上がらないのは当然です。
それだったらいっそ「自由に首が切れますよ」ということにして、その代わり首を切られたとしても生活が困窮しないような仕組みにしてしまえばいいのです。
ベーシックインカムがあれば収入は直ちにゼロにはなりません。貯金ゼロだと厳しいですが、でも働いていればベーシックインカム分を貯金に回せばいいだけなので会社を辞めてもしばらくは貯金+ベーシックインカムでなんとかしのげます。
なので「優秀な人はすぐ正社員にします。ただ、会社が不要だと思ったら首にしますよ」ってすればいいんです。
「首になっても転職活動ができるだけの時間がありますよ。ベーシックインカムがあれば」。
つまりベーシックインカムによって雇用流動性が上がり、それによって日本全体の生産性も上がる。
企業側からしても「首が切れる」というのは結構なメリットです。現在の法律では「従業員を解雇する」って結構ハードル高いんです。
そして逆に労働者も「こんなブラック企業!!」と思えばすぐ辞められる。すぐに生活が困窮しないとなれば、とりあえずそこから逃げられる。
数か月ぶらぶらしててもいいわけです。
ブラックな労働環境に耐え続けて鬱になって自殺、というような某電通のような悲しい事件も減るんじゃないかと考えます。
会社も個人もお互いに不満を抱えながら付き合い続ける、ということが無くなっていくはずです。
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