お金の話 14 生命保険に入ってはいけない理由
ベーシックインカムをすすめる一方、生命保険に関してはおススメしません。
生命保険に加入している人は「病気になりました」とか「事故にあいました」という場合、生命保険会社にお金を請求しますよね。でも「請求しても支払われない」場合があって、それでよく揉めて、裁判をやっているんです。
「請求しても支払われない」という揉め事が起きたことのない生命保険会社って、知る限りないんですよね。
例えば、がん保険に入っていて、「ガンになりました」て申告したら、生命保険会社ではその診断書を見て「これは悪性新腫瘍であって、ガンではありません」と言ったりします。
悪性新腫瘍もガンもほとんど変わらないのに。
でも加入者が裁判をやっても、まず勝ち目はありません。
生命保険会社は法務部にめちゃくちゃお金をかけているので、向こうはいろんな資料を集めてきます。裁判の費用だけで年間1000万円くらいかかって、それが4年5年って続くと、もうガンの人死んでます。
そうするとその裁判は無効になります。
だってもう死んでるんだから保険金を支払いようがない。ということで、生命保険会社の勝ちなのです。
生命保険会社も利益を出す為にやっているわけだから、それは営利企業としては正しい。いかにお金を集めて、そこからいかにお金を払わずにいられるか、というのが生命保険会社の本質です。
もちろん働いている人の中には「事故や病気になって、困っている加入者を助けたい」という、まともな考えでやっている人もいると思いますが、会社の構造がそうなっているので、もうこれは仕方ない。
そうじゃないと生命保険会社が儲かりませんので。
生命保険に入るくらいなら、自分で貯金してた方がマシだと思います。
原理的には宝くじと同じです。
宝くじで当選した人に支払われる金額って、売り上げの半分なんです。
つまり、宝くじを買えば買うほど半分損するようになっている。
たまたま1枚だけ買ったら1億当たった!なんて運のいい人のパターンもありますが、でもそれはめちゃくちゃ確率低いです。
基本的には買い続けたらお金は半分になっていきます。
好きな言葉で
「税金は儲けた人に対する罰金、宝くじはバカに対する罰金」というのがあります。
宝くじ以外に、競馬などもそうですが、賭け事は基本、胴元が儲かるような仕組みになっています。
ギャンブルってバカからお金を巻き上げるための仕組みなんですね。