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「最高の休息法」を読んで 10 瞑想において雑念は当たり前
瞑想中、おそらく1分もしないうちに心の中に雑念が浮かんでくるかと思います。
仕事の事や家族の事、もしくは「あーお腹減ってきたな。このあと何食べようかな」とか「あーまだ終わらないかな。今何分くらい経ったのかな」とか。
脳内ではDMNが働いているので、それはまったく自然なことなんです。
「私って雑念だらけの人間で、すぐに他の事を考えてしまってダメなんです」
マインドフルネスを体験した人の中にはこんな相談をしてくる人がいるそうです。
マインドフルネスは雑念を消す為の修行ではありません。
むしろ雑念が生まれてくる事を前提に設計されたスキルです。
なので、雑念が生まれ意識が逸れたとしても自分を責める必要は全くありません。
ではどうすればよいか?やることはたったの2つ。
①雑念が浮かんできた事実に「気づく」こと
②気づいたその後、優しくゆっくりと「呼吸に注意を戻す」こと
どれだけ呼吸に注意をむけてもおそらく雑念は何度も浮かんでくると思います。それでもやることは同じ。
10回雑念に流されれば10回呼吸に意識を戻す。
それが100回でも1000回でも。
呼吸は意識の錨(いかり)です。
広大な海に浮かんだ「あなたの意識」という名の船。周囲には大小さまざまな潮の流れ、大波、強風といった「雑念」がやってきます。
その度に、意識は流されそうになりますが錨があれば大丈夫。
呼吸さえ見失わなければ遠くまで流されることはありません。
いかに自分の心が雑念まみれなのかをまず知ることが収穫。
まずは「気づく」ことから始めましょう。
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