お家検討中⑦我々が惚れ込んでしまったメーカーさんの話
もう結論からお話すると、
我々が惚れ込んでしまったメーカー『一条工務店』さん
一条工務店さんは、全館床暖房だったり大容量の太陽光だったり、パンフレットにはたくさん魅力的なことが書いてあった。
『でもお高いんでしょう?』というのが、我々がパンフレットを見た感想であった。
太陽光はともかく、床暖房は贅沢品じゃない?
メンテナンスコストもかかるよ?(実家が床暖房で、築20年くらいのときに床全部はがして数百万かけて故障を直したことあり。地震被害もあったので仕方ないかもしれないが)
日々の光熱費も高いよ?(快適なのは確かだが)
全館床暖房なんて、絶対高いって!!
…と夫婦で話しつつも、家からわりとすぐ近くにモデルハウスがあったため。
ハイブランド系メーカーを見に行くノリで『ちょっとひやかしてみるか―』
と向かったのである。
向かったが最後であった。
もう、我々は『一条工務店推し』になってしまったのである。その理由を3つに分けてお話していきたい。
① 床暖房とうるケア最強説
モデルハウスに入ってすぐに驚いたのは、床暖房の快適さ!
床を触ってもあたたかくはない。(そのときの床暖の設定温度が、確か29度)。
それなのに、部屋全体があたたかい。当然だがエアコンもストーブも稼働していない。それなのに、あたたかい。乾燥もエアコンをつけているよりは気にならない。
まあ、快適だけどメンテナンスコストが…と思っていたが、さすが最近の床暖房。
仕組みとしては床下に張ったチューブに温水を流すことで部屋を暖める、ということらしいが、壊れるのってだいたいがこのチューブのつなぎ目である。
つなぎ目が破損し、不凍液(温水)が漏れることで故障するか、そもそもおおもとの機会が故障するかのどちらか。
ところが一条工務店のチューブは、『つなぎ目』がおおもとの機械から伸びている一か所のみのため、万が一破損があっても
『床をべりべり全部はがす』
必要がないわけである。
これには驚いた。
営業さん曰く、不凍液の継ぎ足しは毎年、もしくは2~3年に1回少量必要ではあるが、少なくとも10年以上は大きなメンテナンスは必要ない。
大元の機械(つまり室外機)が壊れればそれは交換する必要があるが、床べりべりで数百万のコストはかからないです、とのこと。
これは寒冷地に住む私たちにとってかなり魅力的であった。
さらには、『うるケア』という全館加湿機能(自分で言っていてちょっと意味が分からないが)をオプションで付けることができ、冬の乾燥もうるケアだけだったり、どうしても気になる場所にだけ加湿器を設置すればOKとのこと。
加湿器の水補充って、結構毎日大変な作業なので(今はアパートなのでそうでもないが、家が広くなれば重い水を運ぶのは大変)
これはいいかも!!と夫婦で盛り上がった。
これから値段変動などもあるかもしれないが、このオプション10万ちょっと。いい加湿器を買ったと思えばそう高くもない値段である。
床暖房+うるケア。
冬、喉をやられて風邪ひく問題もこれでかなり解決するのでは?!ととても魅力的に感じた。
② 大容量の太陽光と蓄電池、断熱性能
正直、同じくらいの予算で同じくらいの広さの建物は建てられたり、もしくは安かったり…というメーカーさんはたくさんあった。
しかしながら、
・安いプランでも、そこそこしっかりした断熱性能が確保されている
・大容量の太陽光パネル、蓄電池が搭載できる
というメーカーさんは他になかった。
断熱性能で言うと、一番安いHUGmeという規格住宅であっても、トリプルガラスのオプションをつければ断熱等級6はいける、とのこと。
また、太陽光発電も多くの会社で4~7kwが標準なのに対し(まあ、『標準』で太陽光を乗せてくれるだけでもありがたいのだが!)
一条工務店は屋根全面太陽光パネルという強みがあり、30坪二階建ての住宅であればだいたい11kw~13kw程度は乗ると。
しかも、蓄電池付き、上記の11~13kwで大体250万円前後!!
蓄電池だけで150万円とか、7kwの太陽光パネルで150万円とか、そんな見積もりを何件か見たのでこの価格には驚き。
営業さん曰く、電気代もかなり抑えられる(冬場は天候の影響で発電量が落ちるので、もちろんそこそこの電気代にはなるが)、と。
まあ営業トークとしてはそういうよね、という気持ちがあり一条オーナーさんのブログやInstagramもチェックしてみたが、確かに売電収入に関してはあまり期待しないほうがよさそうだが、電気代が年間で10万行きませんでした!という記事がゴロゴロ出てくる。
地方差や、経過年数によって発電量が落ちることはもちろん承知しているが、
現状、電気/ガスで年35万程度支払っている我々としては、年20万になったとしてもかなり節約になったね!といえるレベル。
しかも、全館床暖房という今よりも良い環境が手に入ったうえで、である。
戸建てになれば光熱費は上がる!!
と思っていた我々にとって、逆に光熱費が抑えられて良い環境に住めるかもしれないというのは、かなりの衝撃であった。
(地域柄、夫婦ともに震災等も経験しているので、蓄電池で災害時にも対応できるというのは安心感も大きかったりする)
③ (安くはないけど)コスパは最強かも?!
正直、一条工務店のお家は安くはない。
最初に見学させていただいたモデルハウスは「i-smart」という性能特化モデルだったが、オプション込みであれば坪単価100万程度はいっちゃうらしい。
ただ、i-smartは断熱等級が最高等級の7をとれるオプションがあったり、床暖房が標準搭載だったり…と標準でかなり充実した内容。
さらに、i-smartよりは断熱等の性能は落ちるが、i-smile、HUGmeといった規格住宅プランもあり、こちらも
・断熱等級6は確保しつつ(HUGmeで断熱等級6の下の方、i-smileは等級6の上の方)
・価格を抑えて
・大容量の太陽光・蓄電池を乗せられる(HUGmeはオプション)
まさに、我々にぴったりなのでは?!
という仕様である。
価格的にも、もちろん1,500万円は難しいが、
『光熱費は上がる、もしくは現状維持』を想定して予算を組んでいた我々であるから、少し予算を上げて考えてもいいかもしれないと。
となると…隠し貯金を頭金に充てればなんとかいけるか?!
という予算感であった。
(ちなみに、ざっくりした見積もりだが34坪のHUGmeで床暖房、太陽光蓄電池、トリプルガラス、カップボード、照明設備等々のオプションぶっこみ+電気水道工事等含めて2,500万円切るくらい。坪数はもう少し抑えることを想定し、オプションも絞れば2,300万円くらいでもいけるかも?)
そんなわけで、もちろん予算オーバーである。
オーバーではあるが、この家に住みたい!!そして、絶対払えない価格ではない!
そんなメーカーに出会ってしまったわけである。
終わりに
現状、我々一家はまだ一条工務店さんと契約を結んだわけでもないし(もちろん他社も)、間取りや土地、総予算、ローンをいくら借りる?借りられる?
などなど、まだまだまだまだ未定なことばかりである。
しかしながら、『おうち…ちょっと考えてみちゃう?』
そんなぼんやりした状態から約2か月で、少なくともおうちづくりの輪郭がはっきりしてきたということは、我々にとって大きな歩みであった。
また、今後も進捗があれば記事を更新していきたい
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