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戻るエネルギー

こんにちは、福岡正一です。


キャスターの辛坊治郎さんがヨットでの太平洋横断に成功されましたね。

しかも、往復!

「なんのために…」という方々には意味がわからないでしょうが、チャレンジャーの僕は個人的にはすごく羨ましい限りです。

おめでとうございます!


今日は、戻るエネルギーについて。

辛坊さんは2013年に1度鯨に乗り上げてチャレンジに失敗し、海上自衛隊に救助されたのは記憶に新しい方も多いかと思います。その件に関して「税金の無駄遣いだ!返金しろ!」と、直接的にも間接的にもかなりのバッシングを受けておられましたね。戻るエネルギー。そう、今回、辛坊さんに取っては再チャレンジの機会。太平洋横断に関する物理的、体力的、精神的な準備からお仕事の降板や挨拶回りなど日程的な準備も相当なことでしょう。それだけでも大変なエネルギーを使いますが、それに加えて前回のことへの気遣いにも相当なエネルギーを費やされたと思いますし、それらを「跳ね返す」「気にしない」など、心の準備が必要ですし、一番厄介な「億劫」になる時もあったのかもしれません。僕は辛坊さんの心理状態を知り得ることはできませんが、相当なチャレンジだったと思いますので本当にご無事で良かったと感じています。

そう、元のポジションへ戻る時には相当なエネルギーを要します。総理大臣の再登板や、引退宣言をしたスポーツ選手や有名人の現場復帰。戻ることへの手続きは簡単なことですが、本人の心の中にだけ残っているイメージはそう簡単に拭えません。恐怖感や面倒臭さが支配して無意識に目を背け感じないように振る舞ってしまうので「本当は戻りたい」にアプローチする機会さえも失っていることも多いと思います。これは大きなチャレンジだけにとどまらず、毎日しようと決めていたランニングやウォーキング、早寝早起きなど、習慣的なチャレンジにおいても再開するまでには結構なエネルギーを使います。元の場所へ戻るにあたって、人の目や言動が気になる。ご自身が繰り返してしまわないかが気になる。いろんな感情や思い、過去の経緯などが交錯し「億劫」な気持ちが先になりなかなか起き上がれない。

大切なのは普段から今、何をしている時が楽しいのか、嬉しいのか、心地いのかを言葉にし続けること。自分だけでは生きてこられなかったとに対して周囲や環境に感謝すること。そして、ご自身が悩み気にしていることは自分だけじゃない「みんな一緒」だと感じられること。

今までの人生で起こったことに無駄なことなど一つもありません。どんな事情があっても臆せず行動していきましょう!

そして僕も20年の浪人生活を終えようとしております。


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