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中学校受験を意識し始めたらすること

中学受験を意識、考え始める時期はご家庭それぞれだと思います。ただ、最終的に受験をする、しないは別として中学校受験を考え始めた際にすべきことがいくつかあります。幼稚園や小学校受験の場合、一般的に準備期間は1年半から2年弱ですが、中学受験の場合はいつからその準備や対策を始めるのか?ここがポイントになります。小学校入学当初から「うちは中受するので」と塾に通われているご家庭もありますし、6年生になってからお子さんが「受験したい!」と言い出し慌てて塾に通い始めたというご家庭もあります。1~6年生、小学生は年齢にも幅があるので、中受を意識し始めた際のお子さんの学年は一つの目安になります。

【中受は最後の親子受験】小学生の子どもが対象なため、中学受験までは保護者が大いに関わる受験と言えます。もちろん、高校でも大学受験でも親が全く関与しないということは有りませんが、やはり《親子で一緒に》という観点から見ると中受が親子受験の最後のチャンスなのかなとも思います。反抗期に突入し、お子さんとの関わりが難しくなってきたと感じる方もいると思いますが、小学生の反抗はまだまだ可愛いレベルだそうです・・・。特に男の子のお母様はまだある程度素直に言うことを聞くうちに中高一貫校に入れたいと思われる方が多いようです。受験というと、年齢関わらずマイナスイメージを抱かれる方が一定数居ますが、受験を通して育まれる親子の絆もあります。中受は当然、全て子どもだけで対策、準備をするのは不可能です。親子のチームワーク、役割分担で乗り切りましょう。

【女の子は憧れ、男の子は競争心で興味を】保護者がどんなに中受を希望しても当事者であるお子さんが拒否してしまうようでは難しいことです。特に近所にお友達が沢山居て、遊び友達が居るお子さんは『皆と同じ中学に行きたい!』と言われることが多いと思います。そこをある日突然、親が目の色を変えて『受験するのよ!!』と言っては拒否反応を示すことでしょう。なので、中受を考えられた際にはお子さんに唐突に『受験!』と言うのではなく、提案、選択肢の一つとしてお話することから始めましょう。女の子であれば私立中の制服や施設環境への憧れで興味を持たせる、男の子であれば競争心やゲーム感覚で受験への興味を引き出すのも手です。知り合いや親戚の方に経験者が居ればお話を聞く機会があればいいと思います。ただ闇雲に『受験!』と言うのではなく、一貫校であれば高校受験をしなくていいメリットや多方面から話し合いが出来るといいと思います。福岡の場合、小学校受験は対象校は多くありませんが、中受となるとお子さんの通学可能な範囲も広がりますし、候補に出来る学校が一気に増えます。

【準備はして選択肢を広げておこう】中受を意識されたらまずすることは・・・。

○情報収集・・・・学校のHPなどを見て教育方針や学費や諸経費、自宅からの通学経路や時間、昼食(弁当・学食)などを調べます。卒業後の進学先や部活動も調べましょう。*男女共学が良いか男子校、女子校が良いかも考える必要があります。

*情報収集をする際は学校説明会や(オフィシャルによる情報)在校生の方に話を聞くのがいいと思います。受験経験者のご家庭であっても家族構成や経済事情、そもそもの中受へのスタンスが異なることもあるので参考程度に聞きましょう。またお子さんが『~さんは○○中を受けるらしいよ!』『○○中は偏差値的に難しいらしい』などと言い出すこともありますが、これらの情報は直接聞いたことではないので過度に気にする必要はありません。色々な情報が錯綜すると迷いが出るので《我が家に必要な情報》をシンプルにまとめることが大切です。

○基礎学力の向上・・・・お子さんの学年が1~4年生であればまずは全科目の基礎学力の向上を目指しましょう。入試に必要な科目は各校のHPの入試要項に記載されていると思うので、志望校があれば早目に確認しましょう。

○応用問題に慣れる・・・・4年生からは基礎学力に加え、特に算数の応用問題に慣れる学習にも取組みましょう。応用問題は慣れ、繰り返しの学習によりコツを掴み解けるようになるので、はじめは市販のテキストでもいいので普段の学習+1の学習に取り入れましょう。学校の教科書にはないレベルの問題になるので、休日や夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用して集中的に取組むの手です。

○文章力を磨こう・・・・文章力は全科目の成績アップに通じる武器の一つです。苦手科目をカバー出来る効果もありますし、どんな科目のテストでも文書題は必ず出題されます。せっかく計算は速く出来るのに配点が高い文章題で読み間違える、勘違いをすることのないよう文章力をしっかり磨きましょう。

○塾を活用しよう・・・・基礎学力なしに中受の問題を解くのはそもそも難しいことですが、はやり中受の問題は応用問題も多く、受験校によってはレベルがかなり高いものもあります。保護者はこれらの問題は学校での学習とは性質がことなることを予め理解しておく必要があります。「学校のテストではいつも満点なのに、模試では点が取れません」「学校の成績はいいのに塾では下のクラスです」というのはよく聞く話です。現在のお子さんの学習状況と本人の性格などを考慮した上で、中受対策に強い塾家庭教師を活用するのも手です。学校では受験する友達が居なかったり、話し難いことも、塾へ通い同じ目標を志す同年代の子どもが居れば安心したり、触発されて頑張れるというお子さんもいます。

普段は幼児、小学生のお子さんの学習を見ている私が今日、中受のお話をしたのは、娘の周囲でも中受の話題が出始めたからです。中受をする、しないは別として興味があるご家庭はその準備をゆっくりとでいいので始められたらいいと思います。基礎学力の向上を目指すことは受験する、しないに関わらずプラスになりますし、お子さんの進学先の可能性、選択肢を広げることに繋がります。知り合いの方には5年生まで中受の準備をし、ガッツリと塾にも通っていましたが、お子さん本人が『地元の公立に行く!』と強い意志表示をしたので、その時点で塾を辞めた方が居ました。塾の先生方もご両親も『せっかくここまでやってるのだから・・・』と引き止めたそうですが、本人が示したその意志を尊重する決断をしたそうです。そのお子さんは月謝の高い進学塾を辞め、学校での学習フォロー型の塾へ切り替えたそうです。幼稚園や小学校受験に比べ、中受になるとこのようにお子さん自身も意志や希望を強く表します。その分、しっかりと話し合う、コミュニケーションを図ることは大切です。最終的に受験をする、しないは別として《備えあれば憂いなし》焦ることはありませんが、少しずつ出来ることから準備を進めましょう。くれぐれも情報に惑わされたり、振り回されて本来の目的を見失わないようにして下さいね。

それでは、次回もどうぞお楽しみに

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